ロジシンコラム

無意識に自分を縛る「こころの鎧」との向き合い方

渡辺まどか
渡辺まどか
こんにちは。
渡辺まどかです。

先日の記事に、
自分を完璧にすることにだけ注力してしまうというコメントをいただきました。

そんな自分を変えたいけれども、
変える意義が腹落ちしない

とも。
コメントをいただけるの、
とてもうれしいです!

 

いただいたコメントに返信も
させていただいたのですが、

 

そこから着想を得て、
ぜひみなさんにも共有したい
話題があるなと思いましたので、

 


今日は「自分を縛るこころの鎧
について考えてみたいと思います。

 

自分を縛るこころの鎧とは?

コメントを頂いた方のように、皆さまにも

・どうしてもこだわってしまって、自分をコントロールできなくなってしまう

・自分を変えたいのに変えられない

・周りから求められるものがあっても、それに取り組む意義が感じられない
(それが上司だったりすると、仕事上支障が出るのはわかっているのに…)

というような、
「こだわり」や
「自分の成長を阻害するわだかまり」
があるかもしれません。

 

このようなこだわりやわだかまりは、
なぜ生まれるのか。

 

それは、私たちの中に、
無意識に自分を守り、同時に自分を縛り付ける
「こころの鎧」があるからです。

「こころの鎧」は、私たちがこの世に生まれ、
育ってくる過程で、社会に溶け込んで
うまく生きていけるように
身につけてきたものです。

 

生まれたばかりの赤ん坊には、
「こころの鎧」はありません。 

 

あるのは、その人の
あるがままの感情や欲求だけ。 

 

実は、
このあるがままの感情や欲求こそが、
その人がその人らしくある、
飾ることのない「ありのままの私」なのですが、

 

この「ありのままの私」は
発する感情や欲求は、必ずしも社会の
規範や常識にそぐわなかったり、


親をはじめとした周囲の人に
嫌な気持ちをさせてしまい、
嫌われてしまうことすらあるかもしれない。

 

そこで、社会に適用できなかったり、
周囲に受け入れられず、そのことで
自分が傷ついてしまわないように、


自分を守る「こころの鎧」を
無意識のうちに形成していくのです。

 

例えば、記事にコメントを
してくださった方にとっては、

渡辺まどか
渡辺まどか
完璧にしていれば、周囲の役に立つこともできるし、
親や先生や友達からも嫌われ疎まれることがない。


という「こころの鎧」なのかもしれません。


こころの鎧は、
私たちがありのままの自分を守るために、
無意識に形成したものです。

 

こころの鎧があったからこそ、
私たちは、今まで成長し、
生き延びることができました。


ワールドワイドに活躍するとか、
ハイパーエリートになるという
レベルではなかったとしても、

 

少なくとも今、必要な衣食住を確保し、
仕事仲間や友人がいて、生活していけるのは、
「こころの鎧」を身につけたことで、
社会にとけこみ自分を
適応させることができたからです。

 

ところが、この「こころの鎧」は、
時に必要がないときにまで
その効力を発揮します。

 

例えば、前回の記事でご紹介した、

 

「じぶんの素直な『やってみたい』
という気持ちに従い
ちょっとした一歩を踏み出してみる」
ことを難しくさせるのも、
「こころの鎧」だったりします。

こころの鎧の見つけ方

例えば、

渡辺まどか
渡辺まどか
私が持っている「こころの鎧」は、
優秀でなければならない」です。


「優秀でなければならない」と
無意識に思っているからこそ、
勉強も仕事も精一杯がんばりましたし、
おかげでこうして今、
生活することができています。

 

一方で、「優秀でなければならない」ので、
初めて挑戦するものごとについては、
とても及び腰になりがちです。


初めて挑戦するものごとというのは、
当然初回からうまくいくとは限りません。

 

そうすると、

自分の成長のために、
挑戦が必要な物事がある。

取り組むべきだとわかっている
  ↓
しかし自分は「優秀でなければならない」
  ↓
「挑戦してみてうまくいかなかったら、
 優秀な自分をキープできない
  ↓
「優秀な自分を確約できるまで
 取り組まないでおこう」
挑戦することで成長できるものごとが
 あるのに、それに取り組まない自分

 

という図式が成立してしまうのです。

 

実際には、こんな風に、
「こころの鎧」が自分に
ブレーキをかけているとは、
自分では思いもしていません。

 

むしろ「今の仕事で忙しいから」とか、
「こういう内容だったら、自分よりも
あの人の方が力を発揮できそうだな」とか、

 


もっともらしい理屈を並べて、
さもそれに取り組まないことは仕方がない、
むしろほかの人のためなんだ、と
もっともらしい「言い訳」で
自分を納得させます。

 

でも、客観的にみれば
「行動していないから成長できるわけがない」。

 

無意識のうちに「こころの鎧」が働き、
自分の本当に得たいものを得るための
行動を阻害してしまうのです。

 


どうでしょうか、みなさんにも、

● xxでなければならない
 /xxであってはならない

● xxしなくてはならない
 /
xxすべきではない

などの、自分の行動のベースになっている規範
のようなものを見出せたりしないでしょうか?

 

もしかしたら、それが、あなたにとっての
「こころの鎧」である可能性があります。

 

こころの鎧と共存してよい方向へ

もう一度申し上げると、
「こころの鎧」は決して
悪いものではありません。

 それがあったからこそ、
今のあなたがあります。

ただ、無意識のまま放置していると、
私の例で申し上げたような、
「本当はもっと成長の余地があるのに
それを阻害してしまう」
ことが起きてしまいます。

 

本当はもっと成長の余地、可能性があるのに、
無意識の自分が自分でブレーキを
かけてしまっているんです。

渡辺まどか
渡辺まどか
これ、もったいないですよね。

 

どうすればこのような
成長の機会損失を回避できるのか。

 

まず大事なこととして、
「こころの鎧」をなくすことはできません。

 

というよりも、「こころの鎧」は
社会でうまくやっていくために必要なもの、
常識や倫理観であり、理性ですので、
なくしてしまってはいけません。

 

常識がない人、
倫理観がおかしい人、
理性のきかない人は、
社会で受け入れられませんよね。

 

ではどうしたらいいのか。

 

「こころの鎧」をなくすことは
できませんしするべきではありませんが、


あ、いま、私は『こころの鎧』を
 発動させているな
と自覚できるようになることはできます。

 

自分の「こころの鎧」の発動を自覚できれば、

冷静に考えて、この状況では
常識や倫理観を持ちだす必要はないし、
自分の『やってみたい』
『やったほうがいい』
という気持ち・判断を優先させた方が、

自分が成長できるからやってみよう

と、本来自分が取りたかった行動に
軌道修正することができます。

渡辺まどか
渡辺まどか
まずは、自分の「こころの鎧」が
どんなものであるかを知るところから。

 

多くの場合、

・ xxでなければならない
 /
xxであってはならない

・ xxしなくてはならない
 /
xxすべきではない

という表現に集約させることができます。

 

ぜひ、ご自身の「こころの鎧」と向き合い、
自分のものにフィットする表現で
言葉にしてみてください。

 

ご自身の「こころの鎧」に
いまいちピンとこない方。
一緒に取り組んでみませんか?


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