ロジシンコラム

ストレスで限界!すべてが敵に見えて八方塞がりの状態をどう乗り越えるか?(後半)

渡辺まどか
渡辺まどか
こんにちは。
渡辺まどかです。

前回は、不登校になった息子と
私のケースを見ながら、

「こころの鎧」が、
誰もかれもを敵にして、
自分を孤独に追いやると同時に、
自分自身も追い詰める状況に陥いらせる

からくりについて触れました。

 

今回はその続き、
「こころの鎧」を薄くするとどうなるか
についてご紹介したいと思います。

 不登校の息子と向き合うことで気が付いたこと

 「息子が学校に行きたくないと言う」
これは私にとって不測の事態、
急に起こった理不尽な環境変化であり、
大きなストレスです。

しかし、不測の事態で理不尽だからと言って、
親として対応しないわけにはいきません。

 

親として息子の心身の
健康を守るために、
時には学校とやりとりをし、

 

親子で葛藤しながらも
そのときに進むべき、
息子にとっての最善策を
探り探り進むしかありません。

 

このとき「こころの鎧」の力のままに、
かけられた圧力に対する反作用のままに、
他者に相対してしまうと、

 

自分を正当化し、他者を自分の
思いのままに操ろうとする
行動しかとれません。

 

学校に行かない息子を責めて叱ったり、
学校に到底実現できないような
意見書(要望書)を送りつけたり、
夫にイライラをぶつけたり。

これらはすべて、

なんで私はこんなにがんばっているのに、あなたはがんばらないのだ

私が正しいのだ、お前が間違っているから正せ

 
という、

 相手を自分の思うとおりに操ろうとする
メッセージでしかありません。

 

結局は、息子の心身の健康を守り、
彼が必要な時に必要な助けを得るための
最善策からかけ離れた行動なのです。

 

 
仮に自分の許容を超えるストレス状態で
にっちもさっちも行かなく
なってしまったとき、

 


少し遠回りに見えるかもしれませんが、
自分の「こころの鎧」と向き合うと、

ありのままの自分の本音が
聞こえるようになり、
自分が取りたい行動が

わかるようになります。

 

なにを諦め、何を減らし、
何を増やしたいのかわかる。

 

それは結果的に、
自分以外の人全員を敵に
回した四面楚歌状態、
自己嫌悪を緩和させ、穏やかに、
するべきことを淡々と
できるようになります。

私自身の「こころの鎧」と向き合っての変化

 私の「こころの鎧」は
「優秀であらねばならない」ですが、

 

不登校に端を発するイライラの嵐を
抜けるきっかけになったのは、


お母さんとして考えるのを止める
ことでした。

 

私の場合は
「優秀であらねばならない」なので、

 

「お母さんとして正しい行動を
とらねばならない」と、
無意識に自分の行動を制限します。

 

お母さんとして考えると、
学校に行かないことや
ゲームやYoutubeは、
息子の輝かしい未来を毀損する
憎むべきもの」になりますが、 


お母さんとして考えるのを止める」と、

渡辺まどか
渡辺まどか
今、それがしたいことだったら仕方がないよね~、ゲームや
Youtubeしかしてないように
見えるけれども、彼は彼自身で何かを考え成長しているのかもしれないな


息子の状況を受け入れやすくなりました。

 

もう一つ、
「お母さんとして考えるのを止める」
ことで気づいたのは、

 


自分の本音は「やっぱり仕事がしたい
ということだ、ということです。

家に籠っているのも、
ずっと息子にあれこれ構っているのも、
私にはしんどいことでした。

 

少なくとも今は、息子は私の力を借りて
動き出したいとは考えていないようでした。

 

とはいえ家にいると、
私の「こころの鎧」が私を急き立て、
「将来に向けて何か役に立つことを
しなければならない」と考えさせてしまうし、

 

渡辺まどか
渡辺まどか
それとは真逆の行動をしている息子に
イライラする気持ちを止められません。

だから、
息子のことが目に入らないように
外に出て仕事をする時間を
確保することにしました。

 

決して、学校に行かないこと、
ゲームやYoutubeに没頭していることに、
もろ手を挙げて賛成した
というわけではありません。

 

でも、

お母さんとして考えるのを止める

優秀な自分であることに
こだわることを一旦放棄する

ことで、

相手を自分の思い通りにコントロール
することに執着しなくなる。

 

もやもやは感じるけれども、
イライラして当たり散らしたり、
自分を責めたりすることから
は逃れられました。

 

それは結果的に、
息子の心を落ち着かせ、
低空飛行ではありますが、
穏やかに回復する日々に向かって
いくことに繋がりました。

 

 
「こころの鎧」と向き合うことは、
見たくない自分、
弱くて情けなくてみっともない自分
に正対する過程でもあるので、
抵抗感もあるかもしれません。

 

しかし、
「こころの鎧」を
認めることができると、
ありのままの自分の本音を
みつけやすくなります。

 

それは、
我慢せずに自分の気持ちを大事にすること、
つまり「自分を大事にする」ことです。

 

たとえ、今の状況が大きく
改善しなかったとしても、
自分の要求が直接かなえ
られなかったとしても、

 


自分の本音を自分自身が
聞いてあげられるだけで、
ずいぶんと気持ちが楽になります。

 

自分を大事にすることができるから、
相手を大事にすることができるのです。

渡辺まどか
渡辺まどか
私自身は、分厚い「こころの鎧」にひびが入って、自分の本音を
感じられるとき、「赦された」と感じます。

 

それくらい、
普段から自分のことを守ると同時に
自分の思いを押し込めているのでしょうね。

 

ぜひ、四面楚歌で、自分を責めて
辛くなっているとき、
遠回りに見えても「こころの鎧」に
取り組む時間を作ってみてください。

 

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