ロジシンコラム

五月病を防ぐ!努力との上手な付き合い方

渡辺まどか
渡辺まどか
こんにちは。
渡辺まどかです。

GWも近いですね。
新年度に入って新しい職場や
新しい業務に取り組み、気を張っている方も
いらっしゃったかもしれません。

 

そんな中の連休ですから、気が緩んで、
新入社員じゃなくてもプチ五月病のような
明日から会社かあ~(涙)
という状況になってもおかしくありません。

 

でももしかしたらそれ、
「努力」のとらえ違いによる
燃えつきかも?

 

ということで今日は、
プチ五月病を防ぐための
「努力するとはどういうことか?」
について考えてみたいと思います。

努力するとは?

さて、「努力する」とは
どういうことだと思うでしょうか?

 

例えば、

・歯を食いしばって、我慢してやる
・持てる力を振り絞って、全力でやる
・何かを犠牲にして、何かと引き換えにしてやる

なんていうイメージを
持っていたりしないでしょうか?

 

実は私も、かつてそう思っていました。
(そして今も、時折そうじゃなきゃいけない、
と無意識に思ってしまうときがあります)

 

 
かつて、
コンサルタントとして働いていたころ。
はじめは右も左もわからなくて、
自分が役に立てている気がしなくて
無我夢中でした。

 

次第に経験を積んで、
ある程度一人で仕事を任せて
もらえるようになり、
先輩から「次世代のエースだね」
なんていう言葉もかけてもらえるくらいには
頑張っていたと思います。

 

しかし、最初は“夢中でやっていた仕事”が、
次第に“自分をすり減らしてやっている仕事
になってきてしまいました。

 

そして、

上司
上司
次はマネージャーを目指そう


と上司に言われてしばらくたった頃には

渡辺まどか
渡辺まどか
もう無理…

と、うつ病により休職せざるを
得なくなってしまいました。

 

 …とまあ、私の場合は極端な例ですが、
ここまでにならなくとも

 


もう頑張れない~
もういやだ~
という状況は、皆さまにも
あるのではないかと思います。

 「過剰な努力」していませんか?

なぜ、もう頑張れない~と
感じるかというと、
普段、過剰な努力をしているからです。

 

「努力すれば結果が出る」
これは自明のことです。

 

「努力すれば結果が出る」を、
もう少し分解して考えてみると、

と表現することができます。


たくさん行動するから、
結果が出るのです。

 

ただ、この時に
何が行動のモチベーションであるか
が問題です。

 

もしあなたが、疲弊してしまうのだとすれば、
結果・成果を出すために」が
行動のモチベーション
になっているのかもしれません。

人に認められるために
評価されるために
誰かの期待に沿う、指示に従うために
“できる自分”であるために
物事がうまくいくために

これらはすべて、「結果・成果」です。

 

ただ、結果・成果は、
必ずしも自分がコントロール
できるものではありません。

 

 

必ず、結果・成果が出るプロセスで、
他人の主観、つまり他人の気持ちが
絡んでいるので、コントロール
しきれるわけがないのです。

 

 

結果・成果を求めようとすると、
行動のモチベーションが
「~すべき/すべきではない」
「~ねばならない/
~であってはならない」
などの、
自分を急き立て、歯止めを聞かなくさせ、
強制させるようなものになっていくのです。

 


これは消耗しますよね。
結果・成果が出るならばまだしも、
なかなか思うようにいかない時には
ほんとうにつらいと思います。

 

 

結果・成果が出たとしても、
また次の結果・成果が求められるので、
常に満たされず、不安感や焦燥感に
さいなまれることすらあるかもしれません。

 

 
もし、あなたの行動のモチベーションが、
上図のようになっているとしたら、
ちょっと立ち止まってみましょう。

 

健全な「努力」とは、本来、

楽しい
面白い
ワクワクする
熱中する
苦もなくできる
やるのが嫌じゃない

といった自分の気持ちが行動の
モチベーションになったものなのです。

 

 

決して、難しいことではありません。
ぜひ「初心」を思い出してほしいのです

 

健全に働き続けるためには

 働き始めたとき、あるいは
その仕事を始めたとき、
どんな気持ちだったでしょうか?

 

やりたい、面白い、
こういう風にできたらいいな…etc

 

そんな、夢や希望や期待
感じてはいなかったでしょうか?

 

あるいは、やりがいを感じていた時は
どんな気持ちだったでしょうか?

 

何に楽しさ、面白さや
熱中を感じていたのでしょうか。


人間の頭の中は、
私たちが思う以上にあいまいで、
すぐにうつろいゆくものです。

 

はじめは、
健全なモチベーションだったものが、
いつの間にか結果・成果をもとめて
自分を苦しめる負のスパイラルに
スライドしてしまうことは
よくあることです。

 

 

かつてコンサルタントだった私が、

渡辺まどか
渡辺まどか
やっと一人前として仕事ができる


と、やりがいを感じていたのに、


いつの間にか

渡辺まどか
渡辺まどか
立派なコンサルタントであらねばならない


憑りつかれて、消耗していったように。

 

 

そして、
そんなモチベーションのなめらかな移行は、
今でも常に起きて、私を消耗させます。

 

 

ただ、今が違うのは、
気づいて軌道修正することができること。

 

 

どんなに結果・成果を
出すことができても、
それで心身を病んでしまっては
意味がありません。

 

 

健全に働き続けるためにも、
ぜひGWを、初心やご自身にとっての
やりがいを思い出す機会に
していただければ幸いです♪

 

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