問題解決

無意識のブレーキ「やりたいのにできない」どうしたらいい?

渡辺まどか
渡辺まどか
こんにちは。
渡辺まどかです。

「問題解決」に焦点を当てた
長期シリーズをお届けしています。
今回はその12回目です。

番外編:
因果関係図

 

前回は、

自分の本音としての
「本当はどうしたいのか?」

を確認する方法をお伝えしました。

 

本音の先に見えてくるもの

「私はこの問題を解決すべきだ」
だけが、出すべき答えだとは限りません。

 自分の本音と向き合うことで

私が解決したいのは別の問題だ

と気づくこともあるかもしれませんし、

私はその問題を解決したいとは思っていない
(し、できるならばこの人・組織から離れたい)

 
という本音にぶつかることすら
あるかもしれません。 

 

自分の本音と向き合うことは、ある種、

自分の弱さ
理解不足
実力不足と向き合うことでもあり、
認めがたいものです。

しかし、
弱さや理解不足
実力不足があったとしても、
大丈夫です

 

極端な話
「このタイミングでは、
 この義務・役割・
 責任を果たせない、果たしたくない
(むしろ、ほかにやりたいことがある)」

 

 と考えたとしても、
それが自分の本音と向き合った結果
であるならば、問題ありません。

 

大事なのは

「その問題解決に取り組む」
あるいは
「この問題ではなく、
 別の問題解決に取り組みたい」と

自分の腹の底から思えるかどうかなのです

しかし、自分の腹の底からの
「これに取り組みたい」
を認めたとき

なぜか
取り組みたいのに取り組めない
という葛藤を抱えるかもしれません。

取り組みたいのに取り組めないに向き合う

この「取り組みたい」
という気持ちに
ブレーキをかけるのは、

 このままの自分では

知識、スキル、能力、経験が足りないのではないか
うまくいかなかったらどうしよう
周りに迷惑をかけてしまうのではないか

 

という不安怯え
恥ずかしさだったりします。

 

ぜひ、
「これ(または、これ以外のもの)
 に取り組みたい」という
自分の本音を認めると同時に、


自分にブレーキをかけるもの」の存在、


つまり
不安や怯え、恥ずかしさについても
向き合い、書き出してみてください。

 

まずは、
不安や怯え、恥ずかしさを感じている
という自分を認められればそれで大丈夫

 

 

皆さまは、
前に進む方法を見つけることができます。

 

 

確かに、
その職場、仕事、ポジションで
求められる義務・役割・責任を果たすために
必要な結果・成果があり、


それをなすために一定程度の知識、
スキル、能力が求められるのは確かです。

 

しかし、
結果・成果の出し方には、
「自分ががんばる」以外にも、

人に協力を求める
他者を巻き込む

など様々な方法があります。

 

自分の不安や怯え、
恥ずかしさを自覚できているならば、

「自分ががんばる」以外の
目標達成のために必要な行動が

あることを選べるはずです。

 

 私たちは無意識のうちに
「弱い自分はダメだ、
 できない自分はダメだ、
 うまくいかないのはダメだ」
自分にダメ出しをしています。

 

そのダメ出しは
「これに取り組みたい」という
自分の中の確固たる意思を
確認したとしても、

  

意識下に残っており、
言葉にならない不安や怯え、
恥ずかしさの形をとって
自分にブレーキをかけるのです。


しかし、
「取り組みたい」という本音に
ブレーキをかける自分も
同時に存在していることを知っていれば、


その自分の不安や怯え、
恥ずかしさを
自覚し受け入れることで

 

ブレーキをかける自分もいるけれども、
その自分と共存して自分のできる範囲で
前に一歩進んでみよう

と思えるようになります。

 


結果・成果は一旦脇においておく

もう一つ覚えておいていただきたいのは、
結果・成果は
一旦脇に置いておく
ということです。

 

仕事である以上、
結果・成果を出すのは当たり前、
と思われるかもしれません。

 

確かにそうなのですが、
自分の本音で行動しようとしたとき、
結果・成果を気にすると
行動することが難しくなります。

 

そもそも、
結果・成果は、自分の行動の出来・不出来、
他者に認められるかどうかということです。

 

やってみなければわからないし、
他人にどう評価されるかは
自分でコントロールできないものです。

 

 

結果・成果を意識すると、
不安や怯え、
恥ずかしさを感じてしまうのは
当たり前のことですし

 

最初から、遠くにあるゴール、
壮大な成果、
完璧な出来を目指すと、
なおさらそれらが強く作用し、
ブレーキを緩めることができない。

 

つまり、
「取り組みたくても取り組めない」
という自縄自縛の状態になるのです。

 

 一旦、

できるかどうか、
うまくいくかどうかは
わからないけれど、やってみよう

と、結果・成果を脇に置いて
行動してみてください。

 

また、
自分の踏み出す一歩を
スモールステップにしてみる
のも
おすすめです。

 

自分の不安や怯え、
恥ずかしさと共存できるレベルの
一歩で構わないから、
とにかく行動してみるのです。

 

例えばそれは、
自分の身近な人に
「こういうことをやってみたくて」と
ぽろっとこぼす程度の行動かもしれない。

SNSに気になることを書きこんでみる 

次の目標設定の面談で、上司に話してみよう

という行動でしかないのかもしれません。

 

それでも、やって嫌じゃない
行動を取ってみてください。

 

 

その結果、
誰か・何かからのリアクションがあることも、

あるいはなんのリアクションもない
こともあるでしょう。

 

 

そして、その時にまた
自分はどうしたいのか?」を
自分に確認してみるのです。

 

「次の一歩」は、
今の自分よりも半歩前くらいの
行動で構いません。

 

渡辺まどか
渡辺まどか
まずは自分の
「これに取り組みたい」という気持ちを大事にしてください。

 

「取り組みたいのに取り組めない」
という葛藤で苦しい方、
まずはお話し伺いますよ。

 

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