渡辺まどかです。
「問題解決」に焦点を当てた
長期シリーズをお届けしています。
今回はその13回目です。
1回目:
「問題」とは何か?
3回目:
問題解決のステップ全体像
4回目:
現状を書き出す
5回目:
理想・あるべき姿を定義する
6回目:
問題を定義するときの注意点
7回目:
認知バイアスを回避するために
番外編:
認知バイアスが働いた問題定義の事例
8回目:
問題を細分化する
9回目:
取り組みやすい問題に言い換える
番外編:
因果関係図
10回目:
自分の本音を確認する
11回目:
自分の本当にやりたいことを見つめる
12回目:
ブレーキをはずして次の一歩を踏み出す
前回は、
やりたい・やるべきだと思っていても、
自覚していない不安が
ブレーキをかけてしまう」
ことをご紹介しました。
自分が固く握りしめている
ブレーキを手放すためにも、
まずは自分が感じている
不安を自覚すること
そのうえで
自分のハードルを上げている
は一旦脇に置いておいて
自分の「やってみたい」を
優先させて半歩前に踏み出すのです。
問題の定義を、あらためて考えてみる
このように、
「自分がやりたいこと」と向き合ってから、
あらためて問題の定義に戻ってみましょう。
以前に定義した
「理想・あるべき姿」は、
だったことでしょう。
しかし、
「自分がやりたいこと」が見えてくると
もしかしたら
「理想・あるべき姿」の
見え方が変わってくるのでは
ないでしょうか。
私たちは、
組織の方針や戦略・
目標を実現する手段として
組織で働いているわけではありません。
組織や上司からの指示や
ノルマを達成するためだけに
働いているわけではありません。
「自分がやりたいこと」と
「組織としての方針・戦略」に
共通点があるから、働いているのです。
本来、組織と個人は、対等な立場です。
しかし、
「自分がやりたいこと」を
自覚して言葉にするのは難しいもの。
自分がどう感じているか、
どう考えているのかを
言語化するような習慣もない上に、
日々の業務に追われるうちに、
いつしか
「組織や上司の方針・戦略・
目標を実現すること」自体が目的化し、
盲目的に仕事をこなすことに
フォーカスしてしまっています。
「自分がやりたいこと」は
どんな人の中にも存在しています。
それを自覚し、
言語化できていないだけなのです。
「やりたいこと」を見直す中で、
組織に依存するのではなく、
個人として自立した意思を確認できると、
おのずと
何を成し遂げたいのか、
どういう形で貢献したいのか
が見えてきます。
それが、本当の意味での
「理想・あるべき姿」です。
そして、あなたが本来取り組むべきは、
その「理想・あるべき姿」と
現状のギャップ=問題なのです。
ありのままの自分を活かして関わっていく
「自分がやりたいこと」は、
あくまで自分のわがままです。
しかし、わがままは、
決して悪いものではありません。
わがままとは、
「我(わが)」の「まま」、
つまり
ありのままの自分を活かして関わる
という意味だからです。
ぜひ、
「自分のやりたいこと」
=わがまま
つまり、
自分らしい主体性・リーダーシップを
活かしながら組織にどう貢献できるか?
考えてみてください。
そのとき、
誰の悩みや困りごとを解決したいと
考えるでしょうか?
誰を喜ばせたいと思うでしょうか?
お客様であることもあれば、
社内の他の部署、
同じ部署の上司や同僚や
部下・後輩であることもあるでしょう。
皆さま自身の
「利己的なわがまま」と
「利他的な組織のため、お客様のため」
の重なる部分が
皆さまにとっての
「理想・あるべき姿」であり、
そこに近づくための一歩が、
問題解決なのです。
ぜひ、もう一度
「理想・あるべき姿」を見直して、
そのうえで
問題を定義しなおしてみてください。
そのうえで、
これまでの流れ、
現状の書き出し⇒問題の再定義⇒問題の細分化
に取り組むことをお勧めします。
ぜひ、
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