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仮説とは何か?仮説思考の基本と立てられない理由

渡辺まどか
渡辺まどか
こんにちは。
渡辺まどかです。

今日は、
「仮説を立てる」
について考えてみたいと思います。

先日、生徒さんから、
こんなお悩みを伺いました。

「仮説を立てられないんです」

「どうやって仮説を立てればいいのか
わからないんです」

確かに、「仮説」という言葉、
よく聞く言葉ですよね。

「仮説思考」ができると、
答えが出ない問題でも行き詰まりにくくなります。

いきなり答えを出そうとするのではなく、
仮説をたてて検証し、
合っていたらさらに考えを深め、
間違っていたら別の仮説をたてることができるからです。

ただ、仮説を立てるのは、案外難しい。

では、どうしたら仮説を立てることができるようになるのか?

まず、そもそも
「仮説」とは何か
を考えてみましょう。

仮説とは「現時点で考えうる最も確からしい」こと

仮説とは、
「現時点で考えうる最も確からしい」
ことです。

「絶対に正しい結論」
ではありません。

「100%確実な答え」
でもありません。

あくまで、

現時点で、
考えうる範囲で、
最も確からしいこと
なのです。

この前提を理解していないと、
仮説を立てることが
怖くなってしまいます。

では、なぜ仮説を立てられないのか?

大きく3つの理由があります。

①情報を情報のままにとらえてしまっているから

仮説を立てられない理由の1つ目は、
情報を情報のままにとらえてしまっている
からです。

例えば、
天気予報で「明日は雨が降る」という情報を見たとき、
そのまま受け取るだけでは、
「傘を持っていこう」という一歩先の行動には
つながりません。

会議で「今月の売上が前月比で10%下がった」
という情報を見たとき、
そのまま受け取るだけでは、
「なぜ下がったのか?」
「どうすれば改善できるか?」
という一歩先の考えにはつながりません。

情報から考えられる一歩先を考えてみる。

それが、仮説を立てる第一歩なのです。

もちろん、
二歩三歩先まで考えられるに
こしたことはありませんが、
まずは一歩先でも十分です。

しかし、実は、
情報から一歩先を考えるだけでは、
仮説は立てられないのです。

②情報・経験・理解が足りていないから

そもそも、
何もないところから
仮説を立てるわけではありません。

仮説のインプットとなる
情報、経験、理解
が足りていない可能性が高いのです。

ここで大事なのは、
情報と経験の関係
です。

情報も、ただ集めればいい
というわけではありません。

集めた情報に、
これまで自分が蓄積した
経験や知識との結び付けをする
のです。

つまり、

「その情報はどんな意味があるのか?」
意味付けをする。

意味付けをすることで初めて、
ただの情報ではなく、
経験や知識に根差した
「理解」
になるのです。

理解レベルの知識が蓄積していると、
論理的でなくても、
直感的に仮説が立てられる
ようになります。

例えば、
長年料理をしている人が、
冷蔵庫の中の材料を見ただけで、
「この組み合わせなら美味しそう」
と直感的に思えるのは、
これまでの経験と知識が
理解として蓄積されているからです。

同じように、
情報だけを集めても、
自分事として経験していなければ、
理解にはならないのです。

③仮説を立てることに恐怖感があるから

仮説を立てられない理由の3つ目は、
仮説を立てることに恐怖感がある
からです。

多くの人が、
仮説を
「絶対に正しい結論」
と捉えています。

80%とか100%の確からしさじゃなきゃ
人に話せない、実行できない

と思ってしまうのです。

しかし、

仮説は、あくまで仮説。
現時点で、最も確からしいことでしかない。
実は仮説は、30%くらいの確からしさでかまいません。

自分の経験に裏打ちされた理解を蓄積したうえで、
特定の情報を糸口にして仮説を立てる。

そして、
それをもとに人に話してみたり、
実際にやってみたりして検証する。

しかも30%の仮説で十分。

もし実際に人に話してみて、
やってみて、仮説が外れていたとしても、
「これじゃないということがわかった」
ということ自体が、前進だからです。

80%とか100%の確からしさを求めすぎて、
仮説を立てられず、身動きできなくなるよりも、
30%の確からしさで前に進めたら十分じゃないでしょうか?

「現時点で考えうる最も確からしい」の本当の意味

「現時点で考えうる最も確からしい」
というのは、
80%の確からしさでという意味ではありません。

30%くらいの確からしさでいいから、
知識と経験に裏打ちされた
理解という自分の土台を持ったうえで、
情報という糸口から
「なぜその仮説を立てたのか」を
自分なりに言葉にできる
のが、
仮説=「現時点で考えうる最も確からしい」

なのです。

つまり、

  1. 情報と経験を結び付けて、
    理解を蓄積する

  2. 特定の情報を糸口にして、
    30%くらいの確からしさで仮説を立てる

  3. 「なぜその仮説を立てたのか」
    を自分なりに言葉にしてみる

  4. その仮説をもとに、
    人に話してみたり、
    実際にやってみたりして検証する

  5. 検証結果から学び、
    次の仮説を立てる

このサイクルを回すことが、
仮説を立てる力につながっていくのです。

最後に

仮説を立てることは、
完璧を求めないこと
から始まります。

ぜひ、
完璧を求めず、
30%くらいの確からしさでいいから、
仮説を立てて、
検証してみてくださいね。

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