ロジシンコラム

「書くのは得意だけど話すのは苦手」な方への処方箋【ロジカルシンキングコラム】

渡辺まどか
渡辺まどか
おはようございます。渡辺まどかです

 

先日、こんなご質問をいただきました。

文章だと、
自分の意見をまとめられるのに、
対面で話をしようとすると
うまく受け答えができなくなります。
どうすればいいですか?

 

はい、いくつかの解決策をご紹介しましょう。

 

考えは、「完成度30%」で口に出すようにする

 

完成度30%のアイデアなんて、
そんな中途半端な状態で
口に出せないと感じていませんか?

 

自分の中で
「完成度を100%に近づける」
ということは、
「ずっと頭の中でシミュレーションしているだけ」
と同義です。

 

完成度30%の段階でも、
一度口に出してみると、
相手の反応がわかります。

場合によっては、
自分が考えてもみなかった
アイデアをもらえるかもしれません。

 

上司から

ちゃんと自分で考えてから持ってこい

と言われてしまう方。

 

下の例のような形で、

 

①現在の状態
②見てほしいところ
③相手にお願いしたい行動

の3つを前置きすると、
持っていきやすいですよ。

 

今、完成度30%なのですが
(=①現在の状態)

個々のページの内容よりも、
全体の構成を見て、
(=②見てほしいところ)

○○さんのイメージと合っているか、
確認してもらえますか?
(=③相手にお願いしたい行動)

 

頭の中で考えて終わりにしない。考えは文章を書いて考える。

 

頭の中で考えているだけだと、
「妄想している」だけです。

 

考えるときは、
紙を使って手書きで考えましょう。

 

 

 

よく、パソコンを前に
「うーん」と考え込む人がいますが、
「考える」という行為に
パソコンは適していません。

 

パソコンは
字がきれいに書けてしまうし、
図表やグラフも美しい。

それゆえ、
パソコンで文書が作成できると、
「考えたつもり」になってしまうのです。

 

さらに、
考えをまとめるときには
「文章で書く」ことを
意識しましょう。

パソコンであれ、手書きであれ、
キーワードを書き留めて
満足してしまうと、
これもまた「考えたつもり」に
なってしまいます。

 

「考えたつもり」だと、
意識しやすいテーマを
ぐるぐると考えただけで終わり、
という状況になりがちです。

 

しかし、多くの場合、
「意識しにくいテーマ」こそが、
伝えたいことであり、
他の人にとっても聞きたいと
思わせることなのです。

 

意識しにくいから、
言葉にできない。

言葉にできないから、
うまく話せないのです。

 

 

社会人になると、
「自分の考えを述べる」ことを求められる割に、
「自分の考えを文章で書く」機会はなくなります。

ぜひ、普段から文章を書く機会を持ってください。

 

 

「得意なことの違い」として諦める

 

諦めるというと、
後ろ向きな感じがしますが、
そうではありません。

 

文章は得意だけど対面は苦手

という方がいらっしゃる一方で、

逆に

対面だったら伝えられるのに、
メールやオンラインミーティングになると
途端に伝わらなくなる

という方もいらっしゃいます。

 

 

これは、脳の特性の違いによるものです。

 

あなたが得意だと思っていることは、
他の人にとっては
「それ、どうやったらできるの?!」
ということだったりするし、

あなたが
「ほんとに苦手…」
と思っていることは、

他の人にとって
「え、なんでそれができないの?」
ということだったりします。

 

にもかかわらず、
「あの人のようにできなければ」とか
「この水準までできなければ」
と考えてしまうと、

どう伝えるかという
手段・テクニックばかりに
目が行ってしまい、

本質的な
「自分が何を伝えたいのか」
がおろそかになってしまいます。

 

苦手だから、思うようにできなくても仕方がない。
それでも自分が相手に伝えたいことがある。
自分の言葉で、自分の言える範囲で伝えてみよう。

と思えるのであれば、
実はそれで十分。

 

そもそも、
100人いたら100人すべてが
肯定してくれる伝え方
なんてものはありえません。

 

自分が本当に伝えたいことだったら、
100人中1人にでも伝わればいい、
という意見こそが、
あなたにとって本当のスタートです。

 

そもそも、
100人中100人に伝わる内容なんて言うものは、
大変薄っぺらい一般論であることが多い。

 

世の中にイノベーションを起こし、
新しい価値を作っていくのは、
「少数派だけが深く共感する意見」です。

 

否定されることを恐れず、
1人に深く伝わるように、
自分の考えを深めればいいのです。

 

短期的な、
「目の前の人に
嫌われない・怒られない意見」
ではなく

中長期的な、
「誰か一人を、
深く共感させられる、
自分の言葉で語る意見」

を育てる

ロジカルシンキングを
そんな風に使っていただければ幸いです。

 

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