先日、ロジカルシンキングの【オンライントレーニング】をテスト配信という形で初めて行いました。
zoomというオンラインツールを使って、例題の解説と共に、実際に練習問題に取り組んでもらい、解説をしていくというものです。
その様子を簡単なイベントレポートという形でご紹介したいと思います。
目次
テーマ「論理的に意見を展開する方法を身に着ける」
今回のオンライントレーニングのテーマは
というものでした。
帰納法・演繹法という2つの論理展開の形を使い、論理的に説明する方法を例題を通して演習を行いました。
オンライントレーニング当日もおさらいから入りましたので、こちらの記事でも
まず帰納法・演繹法について簡単に解説したいと思います。
2つの論理展開の形「帰納法」「演繹法」
「帰納法」「演繹法」という2つの論理展開の形について解説します。
「帰納法」とは
です。
例えば、次のような形です。
「演繹法」とは
です。「三段論法」とも言われています。
また、「観察事項」「ルール」はそれぞれ次のような意味合いになります。
- 観察事項・・・特定の人や特定の組織だけに当てはまるもの
- ルール・・・多くの人に当てはまるより汎用的なもの
具体例はこちらです↓
「帰納法」と「演繹法」は
「帰納法」で共通点、あるいは、無理なく言えそうな結論を導き出し、
それと何か別のものを組み合わせて、
「演繹法」という形で最終的な結論を出す
という風に「帰納法・演繹法は組み合わせて使う」ことが多いです。
(ただし、絶対ではありません)
オンライントレーニングの実際の問題を見てみよう!
お待たせしました。この日に出題した実際の問題をご紹介します。
課題1
上図に描かれている「緑の人(左)」の考えていることを
帰納法・演繹法の関係で分解しながら、下の解答欄の空欄を埋めていくのが問題です。
課題2
課題2は上図の論理展開の問題点を指摘してみよう、というものです。
また、作った論理展開にさらに納得感を高めるために問い直す(ツッコミを入れる)ポイントがあります。
帰納法
- 選んでいる事象に納得感はあるか?
- 信頼できる情報か?見ている範囲が狭すぎないか?
- 定量的に検証できないか?
演繹法
- そのルールだけで結論が言えるのか?
- ほかにもその結論に至るために必要な条件はないか?
- そのルールは、いつも適用できるのか?
課題3
課題3は上図の断片的な情報を元に、下図の解答欄を埋めるというのが問題です。
以上が先日のオンライントレーニングの問題です。
それぞれ実際に時間を使って取り組んでもらった後に、質問を受け付ながら解説していきました。
まとめ
今回のオンライントレーニングは「帰納法・演繹法の組み合わせで論理展開を作る」にフォーカスしました。
実は、普段自然とやっている「○○だから××」という考え方には、無意識のうちに帰納法・演繹法の構造が組み込まれていますが、
- 足りない要素がある
- ちゃんと繋がっていない
ということがあるので、飛躍している、論理的でないように見えてしまいがちです。
逆に言うと、
ということです。
帰納法・演繹法がどういう風に使われているのかを理解して、自分で構造を分けて書けるようになると、
次回のオンライントレーニング
初のオンライントレーニングでしたが、次のような感想をいただきました。
「とても楽しかったです」
「毎週一回くらいこういう機会が欲しいです。。」
「タピオカみたいな課題だと、私でも考えやすく
ロジカルシンキングがより身近に感じれた気がします。」
好評頂きましたので、「9/27(金)20:00〜」に第2回目のオンライントレーニングを開催予定です。
受けてみたいという方は下のコメント欄、もしくは
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