ロジシンコラム

「どうすれば物事を俯瞰的に眺められますか?」

 

渡辺まどか
渡辺まどか
おはようございます。渡辺まどかです

 

 こちらの記事を読んだ方から、

業績評価の話、とてもズシッと来ました。
全体俯瞰を常日頃からしないと、ですね。
コツはありますか?

という感想&ご質問をいただきました。

 

(他にもたくさんの方から
ご感想いただきました!
ありがとうございます!)

反応をいただけるの、
実はとっても嬉しいんです!

 

というわけで、質問いただいて
うれしくなってしまったので(笑)、

「俯瞰的に物事を眺めるには」
というテーマでお送りしたいと思います。

 

「視点」=どうすれば自分がうまくできるか?

「俯瞰的に物事を眺める」というのは、
実は簡単なことではありません。

「岡目八目」なんて言葉もありますが、
他人のことはよく見えるもの。

自分事であればあるほど、
客観的に、俯瞰的に見るのは難しくなります。

 

では、そもそも、
客観的に・俯瞰的に見えているとは
どういうことか?

私たちが、何かを始めたばかりの時は、
たいてい目の前のことで
いっぱいいっぱいになっています。

経験も知識もない。
期待される役割・責任を果たさねば…

やらねばならないことが山積み
しかし、自分にできることは限られている。
どうやっていいのか、手探りが続く…

 

そんな状況では、
私たちが見えているのは、
自分の周りの非常に狭い範囲だけです。

 

こんな風に、
自分の周囲しか見えていない状態のことを、
「視点」といいます。

 

一般的に、新入社員は
こんな風にしか
仕事のことが見えていません。

「どうすれば、自分がうまくできるか?」
しか見えていない状態ですね。

自分の「視点」しか持ち得ていないので、
思い込みにとらわれやすく、
他者の意図や思いをくみ取るのは苦手です。

 

ある程度経験のある人でも、
部署を異動したり、新しい仕事に切り替わると、
この「視点」しか持ちえない状態に
戻ってしまうことがあります。

 

「視野」=自分のチームの最適解は?

知識や経験が蓄積し、
自分のできることが広がってくると、
自分の周りにも目を向ける余裕が出てきます。

この状態は、「視野」が持てるようになった状態です。

いわゆる、リーダーや管理職になると、
自分のことだけでなく、周囲の人の行動や考えにも
目を向けることができるようになります。

「何が自分のチームにとっての最適解か?」
という観点で物事を考えることができるようになります。

 

しかし、実は、
この時点にあってもなお、
まだ主観的にしか物事を見られていません。

 

「視野」の状態だと、
経験を蓄積しているとはいえ、
自分の想定を超えた状況や、
予想もしていなかった反応を他者から向けられると、
パニックに陥ってしまうのです。

 

「視座」=全体最適を実現するには?

では、客観的・俯瞰的に
物事を眺められている状態とは、
どういう状態なのか。

それは、「視座」を獲得している状態です。

 

 

ここまで行くと、自分のチームだけでなく、
他のチームも含めて
「全体最適を実現できるのか?」という観点で、
つまり客観的・俯瞰的に物事を
考えられるようになります。

だからこそ、
利害が絡む相手や対立する意見に直面しても、
それを受け止めつつ、
互いにとってベストな答えは何か?
を見つけることができるのです。

 

ポイントは「異文化体験」?

では、どうすれば、
「視座」を上げることができるのでしょうか?

 

それは、
「異文化体験」がキーになります。

 

異文化体験というと、
「外国に行かなければ体験できない」
と考えがちですが、
異文化体験は至る所に転がっています。

 

異なる性別、異なる年齢
異なる組織、異なる業界

自分とは「違う」何かは
全て異文化体験だといえます。

さらに、本当の意味では、
自分以外の誰かとの交流は
すべからく「異文化体験」なのです。

 

しかし、多くの場合、
異文化体験は、自分にとって不都合な、
不快な感情を伴います。

自分にとって当たり前・常識は、
異文化の相手にとっては
当たり前・常識ではありません。

逆もまた然り。
当たり前や常識は、自分にとっての正義であり、
正当な主張であると同時に、
相手もまた同じように
正義・正当な主張を持っているのです。

 

私たちは、普段、
できるだけ不快感を感じないよう、
時間をかけずに乗り越えられるよう、

・年上だから従うべき
・立場が上だから従うべき
・知識・経験が多いから従うべき
・人数が多いから従うべき

という、「常識」にならって、
「自分と相手の正義のぶつかり合い」を処理しています。

それは、異文化体験のポジティブな側面だけを捉え、
ネガティブな側面を見ないようにしているだけ。

自分の価値観の押し付けにすぎないのです。

 

異文化体験は、そもそもが、
面倒くさいものであり、
時間のかかるものであり、
怒りや失望・屈辱や劣等感などの負の感情を伴うもの。

 

それでもなお、異文化を体験するからこそ、
自分にとっての無意識すぎて言葉にすることができない、
当たり前・常識を顕在化させ、

目の前にある現実を、
事実として客観的・俯瞰的に
眺められるようになります。

 

自分と意見が合わない、価値観が合わない、
馬が合わない人とのコミュニケーションは
避けたくなりますよね。

でも、面倒くさくても、時間がかかっても、

私はこう思う。あなたはどう思う?
私はなぜこう考えたんだろう?
なぜあなたはそう考えたの?
何が違うのか?何が共通点なのか?

そんな風に、丁寧に対話をすることが、
自分が捉われている当たり前・常識を抜け出し、
客観的・俯瞰的に物事を捉えるためのカギなのです。

 

オンライントレーニングでは、
自分の当たり前・常識を抜け出すための
ワークやグループディスカッションも取り入れています。

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仲間との対話を体験してみたい方は、
この秋以降に募集する第4期をお待ちくださいね。

 

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