さて今日は、
「『考える』ために道具にこだわろう」
というテーマでお話したいと思います。
ロジカルシンキングは「技術」
形から入ることって、
意外と大事なことだったりします。
それは、
「考える」という行動についても同じ。
ロジカルシンキングは、
自分の考えを余すことなく言語化する技術です。
技術なので、スポーツや武術と同じ。
正しい手順・やり方があるのと同時に、
道具・ツールが大事になります。
パソコンは今すぐしまってください
さあ考えよう、というとき、
皆さんは
どんな道具を手元に置きますか?
パソコンとノート?
いえいえ、
パソコンは閉じてください。
もったいないですがしまってください。
考えるときは、手書きが基本。
ロジカルシンキングの基本ツールは、
A4の方眼のレポート用紙とペンです。
ITが普及しきった現在、
コミュニケーションをとるとき、
資料を作るとき、
まずはパソコンに向かったり、
タブレット・スマホを開いたりすると思います。
しかし、
パソコンやタブレット・スマホって、
「目が滑る」のですよ…。
普段私たちは、
パソコンやタブレット・スマホを使って、
膨大な量の情報を目にしています。
それを効率的に処理するために、
流し読みをするのが当たり前、
習慣化しています。
![](https://yawalogi.net/wp-content/uploads/2021/04/3399058_m-1024x683.jpg)
すると、
自分の考えを文章にするときにも、
流し読みをし、考えたつもりになって
おしまいにしてしまいがちなのです。
パソコンやタブレットを使って考えるのが
おススメでない理由はほかにもあります。
・ディスプレイで文字を読むのは目の負担が大きい
⇒持続して「考える」ことができない
・ディスプレイに表示される文字は、整いすぎている
⇒うまくまとまった気になってしまうため、深く考えない
・文章を書く・資料を作る以外にも様々な用途で使う
⇒誘惑が多く、気が散りやすい
だから、考えるときは手書きが基本です。
パソコンもタブレットも、
清書をするためのツールと思ってください。
「A4」「方眼用紙」にも理由があります
ではなぜA4の方眼用紙なのか。
![](https://yawalogi.net/wp-content/uploads/2021/04/1638773_m-1024x683.jpg)
A5やB5のノートを使う方が多いと思いますが、
サイズが小さいと、発想も小さくまとまりがちです。
紙面に入りきらないから
もう考えなくていいやとなりがちなんです。
罫線がダメなのは、
罫線に引っ張られて箇条書きをしやすくなるから。
箇条書きも考えた気になって終わらせてしまう、
悪い思考習慣です。
方眼だと、
・思考が横の罫線に引っ張られにくい
(縦の線も等間隔に同じ濃さで入っているから)
⇒箇条書きで要素を書き出したとしても、
その要素同士がどうつながっているのか?
という縦の関係に意識を向けやすくなる
・グラフや図表を書きやすい
⇒軸を持ち込んで考えるのに向いており、
考えが整理されやすい
などのメリットがあります。
考えるときには、手を動かす。
自分で書いた文字や図表こそが、
さらに新しい発想や深い洞察につながります。
ちなみに、推敲するときも
パソコンやタブレットではなく、
印刷するのがおススメです。
複数のページを1枚に集約せず、
等倍でプリントアウトして、
赤ペンを持って推敲してください
(ちょっと紙がもったいないですけどね)。
これは、私がコンサルタントになりたての頃に
先輩からおススメされた方法でもありますし、
書籍の翻訳をしている知り合いも
同じようなことを言っていました。
繰り返しになりますが、ディスプレイは目が滑ります。
考えるときも、理解するときも、ぜひ紙で!
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![](https://yawalogi.net/wp-content/uploads/2020/04/alireza-attari-mp_FNJYcjBM-unsplash-300x252.jpg)
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