渡辺まどかです。
今日は
「相手の立場に立って考える」というテーマで
考えてみたいと思います。
相手の立場に立って考えられていない時って？
相手の立場に立って考えることができていない状態とは、
自分のことで一杯いっぱいになっている状態です。
上司や先輩、親の期待に応えられるように、
「成功」や「金銭」、「不安のない将来」
あるいは
「精神的な居場所」を手に入れるために、
がむしゃらに頑張っているとも言えるでしょう。
はい、私も経験があります。
（私が自分のことで一杯いっぱいで、
空回っているときのエピソードが気になる場合は、
プロフィールを読んでみてくださいね。）
この状態では
自分がどう認められるか
しか頭にないので、
相手の立場を考える余裕がありません。
自分のことで一杯いっぱいで、相手のことを
知るために時間を割くことができない。
相手に興味を持ってコミュニケーションすることができない。
コミュニケーションのキャッチボールが、
豪速球で1球投げて終わり
もしくは
1球も投げることができず
もじもじして終わり
になりがちです。
相手の立場に立って考えるためには？
相手の立場に立って考えるためには、
大前提として、相手に感情移入するくらいに、
相手の状況についてリアルに想像できる
ということが必要なのです。
自分が親になって初めて、
親の気持ちがわかるというのと同じですね。
知識や経験があると、
その知識や経験をもとに相手の立場に立ちやすくなるので、
多少余裕が持ちやすくなります。
では、自分に知識、経験がなければ、
相手の立場に立って考えることはできないのでしょうか？
相手の立場に立って考えることができるケースがあります。
それは、自分が興味のあることを、
徹底的に突き詰め、考え通し、行動しているときです。
「自分がやってみたいから」でやってみる
NHK教育番組に「SWICH INTERVIEW 達人達」
という番組があります。
異なる分野で活躍する2人の達人が、
互いにインタビューをしあい、
価値観や考え方を共有する番組です。
分野が違うので、共通する知識はなくても、
互いのこれまでのキャリアや、考え方、
価値観などを共有しているうちに、
化学反応が起こり、
深い真理にたどり着いたりすることがあるのが、
この番組の魅力です。
誰かに評価される、誰かの期待に沿うかどうかはわきに置き、
誰にも評価されなくても、誰に期待されていなくても、
自分が興味のあることを、調べ、誰かに向けて発信し、
取り組み、振り返り、また考える。
誰かにやらされるわけではなく、自分がやってみたいから、
という理由だけでやってみる。
事の大小や、価値の有無も気にしない。
人からどんなにつまらないこと、価値がないことと言われても、
気にせずに、自分のことを突き詰めれば突き詰めるほど、
自らが語りたいことが明確になる。
人に訴えかけるものがあります。
心に響くものがあるからこそ、相手の本音を引き出すことができます。
そうしたやり取りは、化学反応のように、
１＋１が１０にも１００にもなるのです。
積み重ねこそが自信につながる
自分が興味がある、面白いと思う、
好きだ、苦も無く取り組めること、
それは、あなただけの素晴らしい着眼点です。
今の仕事に役立たなそうでも、
それは絶対にあなたが
もっと自分の時間とお金とエネルギーを投資して
取り組むべきことです。
自分が投資してきたものこそが、
その人にとっての強みになります。
自分の興味関心を育て、大事に投資をしてきた、
その積み重ねこそが自信なのです。
時には「相手の立場に立って考える」のを辞めて、
自分の興味関心を突き詰めることに、
時間とお金とエネルギーを注ぐことを、
自分に許してあげてみてください。
年齢や背景、立場や社会的影響度の大きさによらず、
自分が語りたいことを持っている人同士は、
化学反応を起こすことができます。
その時に感じる、深い喜び、安堵感、成長実感は
素晴らしいものですよ。
どんな人も、その人の中に、
その人だけの興味関心のタネを持っています。
もし、あなたが悩んでいるのであれば、
ぜひそのお悩み、聞かせてくださいね。
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