自分を生きる

【自分を生きる】2023年、自分の位置を確認して安心して進もう!

渡辺まどか
渡辺まどか
こんにちは。
渡辺まどかです。

今日は、
「自分の立ち位置を確認する」
ということについて
考えてみたいと思います。

 

 

漠然とした不安に襲われないための位置確認

普段生活していると、
自分の今の状態を、
中長期的な観点から俯瞰して、

どのくらいのポジションにいるのか?
を考えることはありません。

 

2合目なのか?
8合目なのか?

あるいは山を下っているのか?

 

焦ったり、不安になったり、
無理をしたり、自分を責めたり、

そういう気持ちは、
自分がいまどの辺にいるのか?
を意識することで、少し和らいだりします。

 

 

会社の目標=私の目標ではない

私は、人が
「右肩上がりに成長する」とか、
「常にベストな状態をキープできる」
生き物ではないと思っています。

 

会社や組織では、たいてい
「対前年度比〇%アップ」のように
右肩上がりの目標を示されますし、

「目標を達成するために
セルフマネジメントをするのが正しい姿
とされるのが、
一般的であるように思います。

 

しかし、
会社や組織は、
会社や組織にすぎず、

あなた自身ではないんですね。

 

自分自身の目標を、
会社や組織が示す目標と
完全一致させる必要なんてないんです。

 

自分自身の目標は、

今の自分の状態を素朴に感じて
自分が心地よいと思える、
適度な負荷と思える目標

で十分だと思います。

 

会社や組織の目標と完全一致させたり
上司や同僚・SNS上の他人と比べたり
自己啓発の書籍やセミナーで示される
こうすれば成功できるに当てはめようとしたり…

 

そんな風に背伸びをして、
他人のサイズの靴を履くような目標をたててしまうと、
どこかで破綻します。

 

破綻した自分に嫌気がさして、
もっと効果の出るやり方や目標があるはずだ…と、
ますます出口の見えない迷路に入り込んでしまいます。

 

なので、

会社や組織のことも、他人のことも差し置いて、
自分自身に素直に、飾らず、
今年どうありたいかな、と目標を立ててみてください。

渡辺まどか
渡辺まどか
焦らなくても大丈夫。

 

 

成長には段階があることを知ろう!

どんな人でも、どんな取り組みでも、
あなたがやりたい・やるべきだと思ったことは、
必ず、小さく始まり、実を結び、やがて衰えていきます。

 

あなたの人生で、
どんな時期がやってきて、
それぞれの時期で何をすべきなのか。

何を目標にすべきなのか。

 

プロダクト・ライフサイクルという
マーケティングの理論をベースに、
私なりにキャリア・人生の
ライフサイクルの考え方をまとめてみました。

(プロダクト・ライフサイクルも、
非常に仕事に役立つ理論なので、ネット等で調べてみてくださいね!)

 

導入期

取り組み始めたばかりの時(導入期)は、
気苦労が多く、
投資した時間・金銭の割には少ないリターン
(報酬や評価に結びつかない、役に立っているのわからない)
に焦ったり不安に感じたりすることもあるでしょう。

 

そういうときは、低空飛行でいいのです。
大きな目標を掲げすぎると、空回りしたり疲弊したりします。

今できること、今してみたいこと、
目の前のことに集中して、一つ一つ誠実に取り組む。

そんな目標さえあれば十分だと思います。

 

成長期

取り組みが軌道に乗ると(成長期)、
次第に周囲の反応や評価が現れるようになります。

まだ、自分に自信が持てるほどではないかもしれない。
課題も多く、できていない自分に
落ち込むこともしばしばあるでしょう。

 

でも、以前よりも空回りせず、
地に足をついて前に進んでいる実感はあるはずです。

この段階での目標は、
自分にとって必要な知識や技術を見極め、
それを習得することです。

 

できなくてもいい、弱い自分でもいいです。

安易なノウハウに惑わされず、
自分の血肉になるような、
知識・技術、経験を蓄えることを目標としてください。

成熟期

やがて、
とにかく忙しくて仕方がない(成熟期)時期がやってきます。

今までの取り組みが評価され、
周囲の人やお客様に、
「あなたでないと」と求められるからこその忙しさです。

 

この時期はインプットよりもアウトプットが優先の時期。
(というよりも、忙しくて仕方がないので、インプットする時間がままならない)

報酬や評価など、わかりやすい客観的な指標を、
目標に組み込むのも悪くないです。

 

ただし、自分自身の
心身のメンテナンスが疎かになります。

疲れや無気力は、
「気合が足りない」とか
「あの人に比べたらまだまだ」などとやり過ごさず、
自分のために時間を使ってください。

渡辺まどか
渡辺まどか
自分の内面を振り返るのも、
自分のために必要な時間です。

 

衰退期

評価され、ちやほやされる時期が続くと、
誤解が生じます。

 

「これが自分にとってのベスト」
「せっかくここまで来たのだから、捨てたらもったいない」
などと自分に言い聞かせ、

上手くいかなくなり始めているのに、
必死にすがろうとしてしまいます。

 

この時期は、
自分の取り組みに終わりが近づいていることを受け入れ、
別れを告げる時期(衰退期)です。

 

この時期が来たことに気づくのが、
一番難しいかもしれません。

上手くいっていた時期(成熟期)の
心地よさが残っている中で、
終わりを肯定しなくてはならないからです。

渡辺まどか
渡辺まどか
もっと勉強が必要なのかも?
まだ何か工夫すればうまくいくのでは?
と、足掻いてしまうのが普通です。

 

でも、言い訳をしまくった後で、
自分に素直になってみると、
自分の中に、モチベーションが残っていなかったり、
わくわくする気持ち、夢中になってしまう気持ちが保てない
ということがわかるはずです。

ここで無理やり終わりを引き延ばすと、
新しいチャンスがやってきません。

息は吐かないと吸えないし、
手が空かないと新しいものはつかめないからです。

 

衰退期の目標は、
流れや自分の気持ちに逆らわず、
別れるための準備を進めること、

そして
何がやってくるのかはわからないけれども、
いずれやってくる新しい取り組みを受け入れることです。

 

損得を考えたら、
手放すべきではないと感じられるかもしれません。

ただ、何もない状態に戻るわけではない。
新しい取り組みが始まるだけです。

 

新しい取り組みが「成る」までには、
また時間が必要なので、
しばらくは宙ぶらりんだったり、
うまく結果・成果に結びつかなかったりして、
焦ったり不安になることもあるかもしれません。

渡辺まどか
渡辺まどか
焦ったり・不安を感じたら、
それは新しい取り組みが
(それが何かは分かっていなかったとしても)始まった、
つまりまた導入期が始まった証拠です。

 

いずれやってくる新しいチャンスは、
自分が思っているものとは違うものかもしれません。

低空飛行で、新しい世界・新しい境地を
ふわふわと探索してください。

 

実は、どの位置にいるかはすでに知っている

自分はいまどこにいるのか?

考えてもパッと答えは出ないように見えますが、
意外と直感的・本能的に知っていたりするものです。

 

先日も、継続受講者向けの
オンラインセミナー(現在は募集停止中)で、

「2023年の抱負を考える」グループワークをした際に、
その現場を目撃しました。

セミナーでは、最初に、
2022年を漢字一文字で表してもらい、

2023年にやりたいことを
様々な角度で考えたもらった後で、

2023年の抱負を漢字一文字で表す、
というものだったのですが、
これが非常に面白い。

集約させた漢字一文字を、
参加者の方同士で全体共有していただいたのですが、
無意識のうちに自分の現在の状態や立ち位置を、
正確に表現されているんですね。

 

渡辺まどか
渡辺まどか
長く継続していただいている受講者さんばかりだったので、
その前のカウンセリングの状況も踏まえ、
「いまこの辺の立ち位置ですね~」と、
お互いの立ち位置を興味深く共有することができました。

去年と今年の漢字一文字を考えるだけでも、
ちょっとした振り返りの時間になります。
ぜひ取り組んでみてください。

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