自分を生きる

【自分を生きる】相手と良い関係を築くために、好かれるよりも大切なこと

渡辺まどか
渡辺まどか
こんにちは。
渡辺まどかです。

 

今日は、
「信頼関係を築くコミュニケーション」
について考えてみたいと思います。

 

上司や部下に『認められたい』と思ってしまう?

あなたは、
「ロジカルシンキングができるようになりたい」
と思いますか?

 

普段、セミナーやカウンセリングで、

ロジカルシンキングができるようになりたいです

というご相談をたくさんいただきます。

 

受講者さんと一緒に、
「何の目的でロジカルシンキングが
できるようになりたいのか?」
を掘り下げ、突き詰めていくと、

 

結局のところ

上司や部下に認められたい
認められて、その組織に、
自分が居てもいいと思える居場所・立ち位置を確保したい

に行きつくことが多いように思います。
(ご自身では自覚していないことも多いですが)

 

能力を上げるよりも大切なこと

そして、その願望をかなえるには、
もちろん、知識や経験・能力もありますが、
もう一つ、重要な要素があります。

 

もう一つの大切な要素は、
「信頼」なんです。

 

周りの人と、本音で話し、
信頼しあえる関係であるか。

 

それがなければ、
どんなに知識や経験を蓄積しても、
能力を向上させても、

ずっと不安で満たされない、
あるいは虚勢を張って苦しいままです。

 

知識や経験や能力を向上させることは、
「地道な蓄積」なので、
一朝一夕に状況が改善するものではありません。

 

そもそも、あなたが、
いつも通りに、日々仕事をしたり、
勉強したり、生活したりする中で、

必ず何かしらの知識や経験・能力は身に付き、
向上しています。

渡辺まどか
渡辺まどか
今でも十分に、がんばっているんです。

 

それでもなお、

満たされない、苦しいのであれば、
新たな知識や経験・能力を獲得することよりも、

「信頼関係」を築く方に注力したほうが、
状況が改善しやすいように思います。

 

(知識や技術を習得することが
無意味だというわけではなく、
知識や技術を習得することだけが
解決策ではないということです。)

 

 

信頼関係ってそもそもなに?

では、「信頼関係」はどうやって築くのか?

 

それは、

「私はこう思う、こう感じる」
という本音で話すこと

 

その上で、

「あなたはどう思う?どう感じる?」
と相手に素朴な興味を持ち、
相手の本音に耳を傾けること

ただその繰り返しです。

 

 

このとき、大事なのは、
「相手に自分の考えをわからせてやろう」
と思わないこと、

 

そして
「相手はこう感じている・考えているに違いない」
という予断や思い込みを持たないことです。

 

 

自分にとって嫌いな人・苦手な人というのは、
理解できない、共感できない相手です。

 

渡辺まどか
渡辺まどか
自分から見て相手が
「こう感じている・ああ考えている」
が想像つかないので、

不愉快に感じてしまい、
自分から遠ざけたくなり、
本音で話せなくなります。

 

 

本音で話すことを避けると、

知識や経験・能力の高さ、評判などがないと、
相手に話を聞いてもらえないと感じ、

「今の自分のままでは話せない」
という自己否定感が強くなります。

 

あるいは、相手を、
自分の手足のように、
自分の意のままに動かしたい、

相手の意思や理由などを無視して、
自分の正解を押し付けたくなることもあります。

 

いずれにしても、
信頼関係からは程遠い、
断絶を前提として、

無理やりなコミュニケーションで
お互いに疲弊していくだけの
関係になってしまいます。

 

 

好かれようとするのではなく、相手と誠実に向き合う

相手のことを理解できなくても、
共感できなくてもいいんです。

 

何でも理解し合い、
仲良くなることを目標とせず、
信頼関係を築くことに注力する。

 

その人と向き合うときには
その人に対して誠実に興味を持って、
誠実にコミュニケーションする。

 

渡辺まどか
渡辺まどか
そのための基本の形が、
「私はこう思う、あなたはどう思う?」
のスタンスなんです。

 

 

仮に相手が、
本音を話さなかったとしても、

自分が誠実に相手に向かって
話しかけることはできるし、

「あなたのことが知りたい」と
相手に興味を持つことはできます。

 

「私はこう思う、あなたはどう思う?」
というコミュニケーションの繰り返しが、
必ず「信頼関係」の礎になります。

 

うまくいかないときはこう考える

 

もし、
「私はこう思う、あなたはどう思う?」
のコミュニケーションが続かないとすれば、

それは、

「相手にはこう感じている・考えているに違いない」
という予断や思い込みが邪魔しています。

 

会話が続かないのは、

相手が言った『xxx』という言葉の意味や
そこに込められたニュアンス、
それを話した背景は、自分が思っている通りのはずだ

という、
「理解したつもり」
話を流してしまうからです。

 

 

相手が話している内容は、
自分の頭の中にある内容とは同じではないのです。

 

理解した・共感したつもりになって、
勝手に自分の解釈を相手に当てはめているだけ。

 

解釈違いですれ違ったまま、
話が終わっているだけの状態なので、
ぎくしゃくしてしまうのは当たり前なんです。

 

 

理解した・共感したつもりにならないためには、
「今お話された、○○って、どういうことですか?」
と質問するだけでOK。

 

今のあなたが持っている知識や経験・能力で
話せることを話せれば十分で、

それ以上の、
気の利いたことを言わなくてもいいんです。

 

渡辺まどか
渡辺まどか
いくら会話しても、
表面的なやりとりだけでは、
信頼関係は築けません。

 

 

自分の頭の中と相手の頭の中が、
同じ内容になって理解し合えるなんてことは、
絶対にない。

 

それでも、自分が感じている・考えていることを、
飾らずに誠実に伝えること、

 

相手の感じていること・考えていることに
素朴に興味を持つこと、
その繰り返しが、信頼関係につながるんです。

 

知識や能力の向上も悪くはないですが、
八方ふさがりならば、
ぜひ、信頼関係を築くコミュニケーション、
試してみてください。

 

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