ロジシンコラム

あなたの中にある、人生の羅針盤の見つけ方【ロジカルシンキングコラム】

渡辺まどか
渡辺まどか
こんにちは。
渡辺まどかです。

 

先日、とあるセミナーに参加した際、他の受講者の方から
「まどかさんは強いですね」と言われてびっくりしました。

 

強い…かな???(苦笑)

 

正直、強くはないですが、腹の底から信じている信念はあります。

 

それは、
本人が自覚しているかどうかは別として、
どんな人でも、その人だけの情熱を持っている。

人がそれぞれ持っている自分だけの情熱を、
たくさんの人が「自分の意見」として伝えあうことが
できる世界を作れば、もっと豊かな世界が実現できる。

 

そのために、私は、ロジカルシンキングという技術を伝え、
その人の情熱を紡ぐ言葉を掘り出し、全ての人に自信と安心をもたらしたい。

それが私の使命であり、生きる目的だと思っています。

 

なので、上手くいかなくても、セミナーやメルマガを辞めることは絶対にないです。
…というよりも、

「生きること」=「セミナーやメルマガで伝えること」
なので、正確には、辞めることができないんです。

 

そういう意味では、「強い」かもしれない。

 

でも、昔からそう考えていたのではなくて、
自分自身が全てを失くした絶望を体験し、
そこから這い上がったから、そう信じるに至ったんです。
(私の絶望ストーリーが気になる方は、
プロフィールを読んでみてくださいね。)

 

というわけで、今日は、「自分だけの強さが欲しい」
「今絶望のさなかにいる」という方に向けて、
「絶望からの立ち上がり方」についてお伝えしたいと思います。

理不尽なことは誰にでも起こりうる


先日、テレビを見ていたら関ジャニの安田章大さんの
ドキュメンタリーが放映されていました。
 
 
 
脳腫瘍がみつかり、手術で一命を取り止めた安田さん。
 
 
 
「自分は人を喜ばせるのが好き、他人の幸せが自分の幸せ」
が信条の安田さんにとって、病で芸能活動をすることができないのは、
歯痒く理不尽な思いに苛まれる出来事だったでしょう。
 
 
 
なぜ自分だけがこんな目にあわなければならないのか、
周りのみんなは今までとなんら変わることのない毎日を過ごしているのに、
なぜ自分だけがこんな理不尽な出来事で取り残される羽目になるんだ…!!!

安田さんの気持ちを代弁するならば、そんな感じだったかもしれません。

 
 
 
さらにその安田さんを絶望の底に突き落としたのは、
安田さんの「他人の幸せが自分の幸せ」という信条に対して、
知人が何気なく言った「それって偽善者じゃん」という一言だったそうです。
 
 
 
自分がこれまで信じていた価値観を根底から否定されて、
安田さんは動けなくなってしまったといいます。
 
 
 
安田さんのように、

病気や事故・災害、職場の倒産やリストラといった、
「理不尽な出来事」に会うことは、誰しもが起こりうることです。

 

私にとっても、うつ病でコンサルタントとして活躍できなくなり、
退職せざるを得なくなった経験や、コロナで仕事ができなかった経験は、
「なんで私だけ…!!!」と思う理不尽な出来事でした。

 

 

「絶望のさなかに知ること」とは

 

理不尽な出来事は、多くの場合、今まで自分が
「持っている」「作り上げてきた」と思っていたものを奪い去り、
身動きできない状況を作り出します。

 

健康でなんの制限もなく動ける心身を、
普通の生活や仕事ができる環境を、
自分の能力を活かして活躍できる場や、
安定した収入を得られる機会を。

 

理不尽な出来事により、全てが奪い去られ、
自分には何も残っていないと感じるかもしれません。

 

さらには、自分がこころの拠り所にしていた価値観が否定され、
自分はなんてちっぽけで無力なのか、自分が積み上げてきた経験も
得られていた立場や自信も、全ては金メッキにすぎず、剥がれ落ちてしまった…
そんな風に感じられさえするかもしれません。

 

絶望とは、まさにこのような感覚なのだろうと思います。

しかし、人は絶望のさなかに、「それでも自分に残っているもの」を知ります。

 

例えば、不自由になったとはいえ、

それでも残っている手足を、
自分の周りに残ってくれた人の応援を、
前とは全く違う環境かもしれないけれど働き、
生きるための場がゼロではないことに気付きます。

 

安田さんは、闘病中の写真を含め、
素の自分を曝け出した写真集を出版しました。

 

飾ることのない、素の自分のままで、
アイドルとしての活動をしてみるというチャレンジが、
彼にとっては写真集を出版することだったのでしょう。

 

今までの活動とは違う路線、「売れる」かどうかもわからないし、
そんな写真を掲載することでファンの人に嫌われたりするかもしれない…

そんな不安もあったと思います。

それでもなお、今の彼にとって、「やってみたいこと」が
写真集を出版するということだったのです。

 

家族を病で亡くした読者の方から、「写真集で救われた」と言われたことが、
本当に嬉しかった、と語っています。

 

おそらく、その嬉しさは、「写真集がたくさん売れた」とか
「ファンがたくさん増えた」こととは違う喜びだったのではないでしょうか。

番組のエンディングでは、自身で作詞作曲した歌を弾き語っていました。

渡辺まどか
渡辺まどか
後世に残るような名曲、ではないかも知れませんが、
少なくとも私にとっては心を動かされるものでした

 

 

あなたの中に残っているものが人生の羅針盤になります

 

全てを失ってもなお、自分の手元に残ったもの、残った意思。
それは、なんの虚飾や虚栄もない、自分自身です。

 

自分自身の生命と「今この状態でもやってみたい」
と思う意思さえあれば、今できることがある。

 

大きな名声や見返りはなくとも、その小さな行動は、
誰かの心を動かし、また誰かに伝わり、
やがて、これまでとは全く違う景色に自分を連れて行ってくれるのです。

 

今、自分の手元に残っているもの、
この絶望のさなかでも、心の中で絶えていない意思。

それさえあれば、また立ち上がって一歩足を踏み出すことはできます。

 

その姿は以前と比べて格好いいものでも、
大きな成果と言えるものでもないかもしれません。

でも、失う前よりも、地に足が着いて生きている感覚、
満足のいく何かを手にしている、感じられるはずです。

 

私もかつて、絶望のから立ち上がった身として、
安田さんのドキュメンタリーはとても共感を感じ、
そして力をもらうものでした。

 


もしあなたが絶望のさなかにいたとしたも、大丈夫です。
それでも残っているもの、残っている意思があります。

それは、あなただけの、
かけがえのない人生の舵であり羅針盤です。

どんなものであっても、それを大切にしてください。

人と比べる必要はありません。

それが、何につながるのか、
何の役に立つのかわからなくてもいいのです。

そして、ほんの僅かな一歩でも、かまいません。

あなたが「やってみたい」と思う一歩を踏み出してみてください。
応援しています。

 

つらくて、しんどくて…というときには、お話伺いますよ(^^

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