渡辺まどかです。
先日、
「クリティカルシンキング(批判的思考)と
ロジカルシンキング(論理思考)の
違いはなんですか?」
という質問をいただきました。
クリティカルシンキングは批判的思考
クリティカルシンキングとは、
日本語に訳すと、「批判的思考」。
所与の情報について、
のように、
前提や結論について疑うことによって、
深く考え、より妥当な結論を出そうとする思考法のことです。
これまでチャンスがないと思われていたことに
チャンスを見つけ出すことができるため、
仕事に大いに役立つ考え方なんですね。
一方、ロジカルシンキングは、
日本語に訳すと「論理思考」。
ものごとを、整理し、
筋道立てて考える思考法です。
(私の講座や書籍の中では、
仕事に役立てるという観点から、
「整理し、筋道立てて考える」+「わかりやすく伝える」、
コミュニケーション技術までを
包含した内容としてお伝えしていますが)
土台となるのはロジカルシンキング
そして、
クリティカルシンキングを実践するためには、
ロジカルシンキングができること
が前提となります。
ものごとを整理することができるからこそ、
今考えていることはこれだ
(整理して考える=ロジカルシンキング)
↓
他に、今思いついていないが、
他に考えなければならないことは何か?
=隠れた(顕在化していない)
前提条件は何か?(疑う=クリティカルシンキング)
と考えることができます。
また、
現在出ている結論は、本当に妥当か?
(疑う=クリティカルシンキング)
と考えるためには、
この結論の根拠は何か?
(因果関係を考える=ロジカルシンキング)
と考える必要があります。
なので、
クリティカルシンキングを実践するための、
基礎となる力が、ロジカルシンキングなのです。
自分の考えを言葉にすること
さらに、
ロジカルシンキングを身に着けるうえで、
もっと大事な力があります。
それは、自分の考えていることを、
言葉で表現する力です。
いわゆる、「言語化」というヤツですね。
まとめると、こんな関係になっています。
普段、私たちが頭の中で考えていることは、
とてもあいまいでふわふわとしています。
自分では「考えている」つもりでも、
形になっていないので、
整理することも、積み重ねることもできません。
巨大なお城を作ろうとしている
ようなものなのです。
「自分の考えていることを言葉にする」
ということは、とても苦しい作業です。
何を言いたいのかわからない、
どんな言葉で表現すればいいのかわからない
いい年をした大人なのに表現できない
と、自分が情けなくなるかもしれませんが、
そもそも、「言葉で表現する」というのは
私たちが思う以上に難しい作業です。
その難しい作業を、誰でもできるように、
再現可能な技術として確立したい。
実は、私がいま、研究しているのは、
「自分の思いを言葉にする技術」です。
来月から、それを中心に据えた
コースの募集を開始しますので、
もう少々お待ちくださいね。
今悩んでいることがあって待ちきれない、という方。
無料の個別相談でお話伺います。
お気軽にお申込みくださいね。