渡辺まどかです。
先日、
「クリティカルシンキング(批判的思考)と
ロジカルシンキング(論理思考)の
違いはなんですか?」
という質問をいただきました。
クリティカルシンキングは批判的思考
クリティカルシンキングとは、
日本語に訳すと、「批判的思考」。
所与の情報について、
のように、
前提や結論について疑うことによって、
深く考え、より妥当な結論を出そうとする思考法のことです。
これまでチャンスがないと思われていたことに
チャンスを見つけ出すことができるため、
仕事に大いに役立つ考え方なんですね。
一方、ロジカルシンキングは、
日本語に訳すと「論理思考」。
ものごとを、整理し、
筋道立てて考える思考法です。
(私の講座や書籍の中では、
仕事に役立てるという観点から、
「整理し、筋道立てて考える」+「わかりやすく伝える」、
コミュニケーション技術までを
包含した内容としてお伝えしていますが)
土台となるのはロジカルシンキング
そして、
クリティカルシンキングを実践するためには、
ロジカルシンキングができること
が前提となります。
ものごとを整理することができるからこそ、
今考えていることはこれだ
(整理して考える=ロジカルシンキング)
↓
他に、今思いついていないが、
他に考えなければならないことは何か?
=隠れた(顕在化していない)
前提条件は何か?(疑う=クリティカルシンキング)
と考えることができます。
また、
現在出ている結論は、本当に妥当か?
(疑う=クリティカルシンキング)
と考えるためには、
この結論の根拠は何か?
(因果関係を考える=ロジカルシンキング)
と考える必要があります。
なので、
クリティカルシンキングを実践するための、
基礎となる力が、ロジカルシンキングなのです。
自分の考えを言葉にすること
さらに、
ロジカルシンキングを身に着けるうえで、
もっと大事な力があります。
それは、自分の考えていることを、
言葉で表現する力です。
いわゆる、「言語化」というヤツですね。
まとめると、こんな関係になっています。
![](https://yawalogi.net/wp-content/uploads/2022/08/image6.png)
普段、私たちが頭の中で考えていることは、
とてもあいまいでふわふわとしています。
自分では「考えている」つもりでも、
形になっていないので、
整理することも、積み重ねることもできません。
巨大なお城を作ろうとしている
ようなものなのです。
「自分の考えていることを言葉にする」
ということは、とても苦しい作業です。
何を言いたいのかわからない、
どんな言葉で表現すればいいのかわからない
いい年をした大人なのに表現できない
と、自分が情けなくなるかもしれませんが、
そもそも、「言葉で表現する」というのは
私たちが思う以上に難しい作業です。
その難しい作業を、誰でもできるように、
再現可能な技術として確立したい。
実は、私がいま、研究しているのは、
「自分の思いを言葉にする技術」です。
来月から、それを中心に据えた
コースの募集を開始しますので、
もう少々お待ちくださいね。
今悩んでいることがあって待ちきれない、という方。
無料の個別相談でお話伺います。
お気軽にお申込みくださいね。