みなさんは、社会人になって(もしくはなるにあたって)
先輩や上司から、
「情報のアンテナを張っていないとダメだよ」
なんていうアドバイスを言われたりしたことはありませんか?
私はかつて、言われたことがあります。
そして、その時には、
「新聞とか本とかをもっと読めってことかな?」
くらいに理解していました。
インプットをし続けるということ
でも、
正直、
忙しくなると、
新聞を隅から隅まで読んだり、
毎月何冊も読書のインプットをし続けるのが
しんどくなってしまいました…
そうすると、
新聞を読めないなんて、自分はダメだなあ
と自分を責めてしまったり、
インプットしないと成長できないかもしれない…
と不安になって、書籍を買いあさってしまったり(そして積読になる)
ということを繰り返していたんですね。
この記事を読んでくださっているみなさんも、きっと
「学ばなければ」
「インプットしなければ」
と焦るときがあるかもしれません。
今の時代に必要な「インプットの仕方」
そこで今日は、
今の時代に必要な「インプットの仕方」
について考えてみたいと思います。
インターネットによって、
私たちは様々な情報を簡単に手に入れられるようになりました。
SNSによって、
身近な友人や同僚以外にも、
他の人がどんな体験をしているか、
どんな成功を手にしているか
を目にする機会が増えました。
私は、
情報が増えて、誰でもその情報にアクセスできることが、
「常にインプットしなければいけない」という呪いになっている
と感じています。
もちろん、インプットが全然なければ、何も始まりません。
でも、情報が多すぎて、
何を、どれくらいまでインプットすればいいの?
と逆切れしたくなってしまったり、
逆に
インプットし続けなければ、成長できなくなってしまうのか?
という漠然とした不安を感じてしまっているんです。
情報のアンテナを張るということ
情報が少なかった、昔であれば、
「情報のアンテナを張っていないとダメだよ」
というアドバイスはとても貴重なものでした。
しかし、情報が溢れる時代に、
「アンテナを張る」のは、おぼれてしまう可能性の方が高い。
だから私たちに必要なのは、
「情報を取捨選択できるアンテナ」
なんです。
といっても、難しいことではありません。
「情報を取捨選択できる」とは、
自分のアンテナが、
向き=方向・領域。自分が何に対して、
感度=どういう風に、
・自分が知りたい・興味がある
・やりたい、できるようになりたい
・面白い、熱中してしまう、やらずにはいられない
と思ってしまうのか
ということを意識していればOKということなんです。
え、そんな簡単なこと?
と思われるかもしれません。
しかし、自分のアンテナが、
「どんな向きでどんな感度なのか」
ということを自覚している人は案外少ないものなのです。
自分のアンテナの向きや感度を知ることが、
インプットの目的であり、
同時にみなさんが伸ばすべき「強み」を見つけることなのです。
無意識のうちに、
その情報が目に飛び込んでくる、
思わず手に取ってしまう
ということは、あなたのアンテナが反応しているということ。
ぜひ、それは、記録しておいてください。
できれば、
- 何が目に入ったのか
- なぜ自分はそれに興味を持ったのか
- それをインプットして、自分がどう感じたか・考えたか
をセットにして、文章で書きだしていただきたいんです。
(しかもできれば手書きで)
その蓄積が、いずれ、みなさんの財産になります。
個性の時代の「インプットの仕方」
これからの時代は、個性の時代です。
自分の好き・嫌い、
やりたい・やりたくない
と、
社会や組織に求められる義務・役割・責任
との重なりを見つけられた人が力を発揮し、
豊かになる時代なんです。
ぜひ、
「正解を身に着けるためのインプット」ではなく、
「自分を知るためのインプット」
を始めてくださいね。
私のロジカルシンキングは、
まさに自分を知るためのインプットを目指しています。
オンライントレーニング第3期、実践コースは満席になってしまいました。
現在は、動画学習(添削つき)コースのみ募集中です。
ご興味がある方はこちらからどうぞ~