人を育てる

消耗しているのに、まだやれるはず…と思っていたら要注意!

渡辺まどか
渡辺まどか
こんにちは。
渡辺まどかです。

 

前回は、

目の前の仕事の捉え方を変えることで、
「しんどさ」を軽減する方法

をご紹介したのですが、

 

今回は、
「無理な仕事からは逃げていい」
というお話をしたいと思います。

 

面白いけれど、気が付いたら疲弊している…

私は、今でこそ、
研修講師・セミナー講師
という仕事をしていますが、

前職は
コンサルタントだったんです。

 

自分よりずっと年上で
知識も経験も豊富なビジネスパーソンを前に、

業務の改善や事業戦略をご提案する、
そういう仕事でした。

 

はじめの1年こそ、先輩や上司に
ついていくのが精いっぱいでしたが、

徐々に仕事に慣れてくると、
自分でできることが広がり、
仕事が面白くなっていきました。

 

 

ただし、コンサルタントの仕事は、
プレッシャーが高く、しかも体力仕事。

 

一方、私は、

仕事はできるものの
(自分で言うのもなんですが、アウトプットの質は高かったんです)、

繊細で、体力がなく、いつも
3か月程度のプロジェクトが終わるときには
疲弊しきっていました。

 

 

もっとやれるはずという落とし穴

当時の私は、

こんなことでへばるなんて、
プロとして情けない
自分はもっとやれるはず

 

と、自分が疲弊していることに
気づかないふりをしていました。

 

渡辺まどか
渡辺まどか
実際、うつ病と診断されるまで、
「自分はまだやれる」
と思っていました。

 

「優秀でバリバリ仕事ができてカッコいい私」
という理想像を求めるがあまり、

環境と自分の気質・体質が
合っていないことを、
認めることができていなかったのです。

 

うつ病になって、
1年弱休職し、復職しました。

 

復職する日に
久しぶりに乗った通勤電車が、
すごく怖かったことを、
未だに覚えています。

 

ダークスーツの人並みの中で、

「お前はちゃんとしていない」
「弱くて半端ものだ」
「ここはお前のいていい場所じゃない」

と言われているような気がして、

恐怖で身がすくみ、
押しつぶされそうな気持ちでした。

(ちなみに、今でも
「講師」などの肩書がない状態で、
通勤電車に乗ると気持ち悪くなります。
トラウマなんでしょうね…)

 

 

消耗していると感じたら

新しい環境の中には、
それが自分の気質や体質と
合っていないケースもあります。

 

その場合、
自分の認識・捉え方を変えるくらいでは、
どうにもならない。

 

重要!

疲弊してしまう、
消耗してしまうのは、
合わない環境で頑張ってしまうからです。

 

仮に成果が出せていたとしても、
自分が搾りかすのように、
燃えかすのようになってしまうのは、
長く続きません。

 

 

どんなに、
上司や親に望まれようとも、
自分自身が望んだとしても、

環境と、気質・体質が
合わないことはあるんです。

 

渡辺まどか
渡辺まどか
そのときは、
遠慮なく、躊躇なく、
逃げ出してください。

 

あなたが、
健康で生きていられること以上に、
大切なことはありません。

逃げるなんて弱い
期待に応えられなければ見放されてしまう

なんて思う必要はありません。

 

現に、私は、
コンサルタントとしては
長く活躍することはできませんでしたが、

フリーの講師として
自分の気質や体質を活かしながら、
細く長く仕事を続けることができています。

逃げ出す、手放すことが正解、
休むことが正解のこともあります。

新しい扉を開くために必要な選択なんです。

 

息は吐かなければ吸えませんし、
荷物を軽くしなければ
屈んでジャンプしても
高く飛ぶことができません。

 

前回の記事では、
「捉え方を変えると楽になる」と

「しんどい仕事からは逃げ出していい」
という今回の記事とは
真逆のことを言っていますが、
どちらも真実です。

 

大事なのは、
自分の気持ちと向き合って、
自分が納得できる選択であるかどうか?です。

一緒に悩んでほしい方、お話お伺いします(^^

 

 

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