渡辺まどかです。
新年度ですね。
多くの方が、
環境が変わったり、
仕事の内容が変わる時期でもあります。
と、今の仕事と前の仕事を比較してしまって、
落ち込んでしまっている方もいるかもしれません。
そんな方に、今日は、
仕事の捉え方を変える方法を
ご紹介したいと思います。
①自分の仕事を再定義する
あなたは、
自分が最も気に入っていた仕事と、
今の自分の仕事を、
それぞれ【20字以内で】説明するとしたら、
どんな仕事だと説明しますか?
例えば、私の仕事は、
「研修講師・セミナー講師」です。
こんな風に、
自分の仕事にラベルを貼るように、
気軽に定義してみましょう。
②自分の仕事の解像度を上げる
では、今度は、
それぞれの仕事について、
【400字以上で】
説明するとしたら、
どんなふうに説明しますか?
私の場合であれば、
なんてことを書き出したら、
400字を超えそうです。
この「400字以上で書く」というのが、
意外と大事なポイントなんです。
学生時代の作文や論文を書いた経験を
思い出してほしいのですが、
大抵、
どうやって水増ししようか
と考えるものです。
(私もそうでした、笑)
400字以上でと言われると、
とにかく文字数を稼ぐために、
思いつくことをあれこれと書かないと埋まらない。
結果的に、自分の仕事について、
解像度を上げて、
詳しく説明することになるのです。
もし、400字以上書けないならば、
単に今の仕事に、慣れていない、
経験が足りなくて仕事の内容が
言語化できないだけです。
再チャレンジしてみてくださいね。
③私の仕事の捉え方を書き起こす
今度は、
などを書き出してください。
例えば、私の場合だと、
・自分の頭の中にあるもやもやとした考えが、
形あるものになるのが面白い
・話しやすくて否定しないで聞いてくれる
・難しいことを易しい言葉で、
手順と具体例で、わかりやすく説明する
なんていうことが当てはまりそうです。
①②での仕事の定義は、
おそらくほとんどの方が、
「どんな仕事をやるか?」
で、仕事を定義したはずです。
でも、③で書き出した内容は、
「どういう風に仕事をするか?」
で仕事を定義するものです。
①②の方法での仕事の定義は、
仕事の内容や手順について、
事実に沿って定義すればいい。
ある意味、
書く内容は形式化できるし、
事実に沿って淡々と書き出せます。
さほど大きな差は出ません。
一方、
③で書き出した内容は、
あなたが、
仕事をどういう風に捉えているか?
というあなたの主観です。
そして、③の内容は、
同じ仕事をしている人でも、
驚くほどバリエーションに富みます。
ちがっていていいんです。
それこそが、
あなたが感じる
仕事のやりがいや面白みなんですから。
④今の仕事の面白みを見つける
その上で、もう一度、
②を読み直してみてください。
今の仕事に、
③で書き出した内容は、
本当に当てはまらないでしょうか?
仕事の内容や、
相対する相手は変わったとしても、
気に入っていた仕事と
現在の仕事の間に共通点、
つまり、
あなたが感じる、
やりがいや面白みを感じる要素は
みつからないでしょうか?
②と③には、
必ず共通点があります。
これは、私がたくさんの方の
カウンセリングに応じてきた
実感から言えることです。
今、その仕事を与えられた意味
異動やローテーションには、
上司や部門長が感じる
がんばってくれるはず
という期待が反映されていることが多い。
周囲の方は、
意外とご本人が気づいていない、
あなたの
得意や強み(=③)に気づいていて、
それを
次の職場での活躍の期待
という形で表現しているのです。
ところが、当の本人は、
自分の得意や強みは見えていない。
だからこそ、
変な部署・仕事に替えられた…
と相手の意図を
悪く捉えてしまうのかもしれません。
(キャリアプランや
異動・ローテーションの意図を、
詳しく話す職場・上司は少数派ですしね)
私が、カウンセリングで
お話を伺っていて思うのは、
②の定義(何をするか?)にとらわれていて、
③の定義(どういう風にやるか?)を
自覚していないがために、
せっかくのチャンスを
不運と捉えている方が多いな、ということです。
③の定義で
今の仕事を捉えてみれば、
もっと意欲的に
取り組めることがあります。
仮に、どうしても
やりたいことがあったとしても、
今の仕事で得た経験は、
「やりたいこと」に必ず生きます。
周囲の人や組織に貢献しようと
できることを精一杯取り組んでいる姿は、
必ず誰かが見ているものです。
今この瞬間に、
精一杯の働きができるからこそ、
次のチャンスが巡ってきます。
それまでの間、
ベストでなかったとしても、
自分の環境をベターなものにするために、
捉え方を変えてみてください。
どうしても今の仕事が好きになれないという方、
今の仕事に、
③の定義(どういう風に取り組むか)
との共通点が見いだせない方、
ご相談に乗りますよ。
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