ロジシンコラム

ちょっとしたコツで解消!人の話が理解できない時には?【ロジカルシンキングコラム】

渡辺まどか
渡辺まどか
こんにちは。
渡辺まどかです。

 

今日は、「人の話を聞いても理解できないときにすべきこと」
というテーマで考えてみたいと思います。

ちなみに、今日のテーマは「ファシリテーションのコツ」でもあります。
ファシリテーションに興味のある方は必読ですよ!

注意すべきポイントは?

注意すべきは、次の3つのポイントです。

・騒がしい場所や注意力を損なうものが周囲にないか?
・相手の話すスピードが速くないか?
 相手が一方的に話していないか?
・空中戦(口頭でのやり取りのみで、
 目で見て客観的に確認できるものがない)になっていないか?

 

騒がしい場所や注意力を損なうものが周囲にないか?

情報量が多くて理解できないときは、とにかく情報を減らすことが大事です。
音や視覚的な刺激が多い場所は避け、
静かでごちゃごちゃしていない場所に移動しましょう。

この情報量というのは、意外なものも関係していたりします。

例えば私の場合は、人の表情や身振りを見ながら話を聞くと
情報量が多くて理解できないことがあります。


そういう時には、コミュニケーション上、不自然にならない程度に
一時的に目を閉じて情報量を減らします。

逆にシーンと静かな状況すぎると緊張してしまい、
気が散るという人もいるでしょう。

何がストレスになるかは人によって違いますので、
あなたにとって一番楽に理解できる
シチュエーションを見つけてみてください。

相手の話すスピードが速くないか?相手が一方的に話してないか?

これも、情報量が多くなってしまい、理解が追い付かない、
頭がパンクしてしまう原因になります。

・ゆっくり話してもらうようお願いする。
・「今メモをとっているので、ちょっとだけ時間をください」など、
 理由を話して相手の話に間を作ってもらう。
・「私の確認のために聞かせてください。いまxxさんがおっしゃっていたのは、
 ~~ということでしょうか?」など、相手の話を、要約したり、
 自分の経験や事例に置き換えてみる。

なんかが工夫として挙げられます。

さらに、
・わからないキーワードは素直に質問する
のも大事だったりします。

年をとればとるほど、わかったふりを
しなければならない場面が増えてしまいます。

渡辺まどか
渡辺まどか
でも、それ、もったいないです。

見栄、保身、場の空気を読む…質問できない理由は
いろいろあるかもしれませんが、質問することは、
自分のためならず、その場にいる人みんなのためになることなんです。

自分を過大評価せず、逆に矮小化せず、等身大で質問してください。
(私も、セミナーで質問していただくのは大歓迎!
むしろ質問がないと寂しいなあと感じるくらいですから。)

空中戦(口頭でのやり取りのみで、目で見て客観的に確認できるものがない)になっていないか?

ぜひ、話を聞くときには、ホワイトボードや一枚の紙を
相手と自分の間において、メモを共有してください。


目で見て確認できることほど最強のことはありません。
多くの人が、手元でメモを取るのですが、
これ、非常にもったいないです。

話す方も一方的になりがちだし、
聞く方も情報の整理が追い付かず、
空中戦になってしまうのです。

例えば、物事の経緯や関係についての説明は、
えてして複雑になりがち。
それを口頭でのやりとりだけで伝えるのは、プロでも難しい。

ぜひ、聞き手が、紙やホワイトボードに、
起きた出来事を時系列で書き出したり、
誰と誰の間でどんなもの・情報のやり取りが
あったのかを図で書き表してください。

事実関係の確認、正確な理解ができているか、
話し手・聞き手の間で認識を合わせることができるので、
話がスムーズになります。

さらに、取ったメモを、共有できると、話し手は
「ここは伝わったな、ここはうまく伝わっていないな」
ということを目で見て確認しながら話せます。

そうすると、質問をせずとも、
相手が自動的に話す内容をコントロールしてくれるのです。

メモをとったり図解が苦手だったら

メモを取るのが苦手、図解が苦手で、
人に見せるなんてとても無理!と思うかもしれません。

その場合は、「きれいにかかなければならない」
という常識にとらわれています。

・字をきれいに書く必要はない
・全て書く必要はない、キーワードのメモでOK
・字が間違っていてもOK、漢字が思い浮かばなかったらひらがなでOK

なんです!!
「相手の話を理解したい」を優先させるならば、
常識は捨てましょう。

ちなみに、コンサルタントは、社内外を問わず、
打ち合わせにはホワイトボードを活用します。

しかも、場で一番経験が浅いコンサルタントが、
ホワイトボードの前に立つのが一般的です。

メモをすることが一番理解を深めることであり、
場数を踏まなければうまくならないことを知っているからです。

ちょっとしたコツで、「話が理解できない」は解消できます。
ぜひ挑戦してみてください。

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