さて、今日は「伝えたいことがないとだめですか?」というテーマです。
私はいつも講座の中で
と申し上げています。
そうすると、もしかしたら困ってしまう方もいらっしゃるかもしれません。
でも、自分からやりたい、伝えたいなんてことは特にないんだけど…
結論から申し上げると、
誰かに伝えなくても、あなたがやりたいと思うことを、あなたがやりたいと思う方法でできているならば。
ある助っ人さんのお話
実は、私には、プロモーションを手伝ってくれる助っ人さんがいます。
私が書いた文章を整えてブログに乗せてくれたり、イベントレポートを書いてくれたりする心強い助っ人さんです。
私が書いたり話したりしたものを、助っ人である彼は、加工・編集して記事にしてくれるのです。
でも、編集って、何をするんだろうって思いませんか?
- そこに創造性を発揮する価値はあるのだろうか?
- 誰でもできる、つまらないの仕事なのではないか?
実は、私は、手伝ってもらうまではその価値がはっきりとはわかっていなかったように思います。
しかし、実際にお願いしてみてすごい価値があるということが分かったのです。
私が言っていることを逐語で書き起こすだけでなく、そこに助っ人さんなりのフィルターをかけ、情報を取捨選択したり、わかりやすい・響きやすい表現に変えたりする。
私が文章を書いたり、セミナーを作って人前で話をすることが能動的なクリエイティビティであるとするならば、助っ人さんが発揮しているのは受動的なクリエイティビティ。
編集もまた、立派な表現であり、立派な「やりたいこと」つまり情熱の対象です。
編集は誰がやっても同じではありません。
その人なりのフィルターを通すので、切り取り方や見せ方に、個性が反映されるのです。
これは編集に限らず言えることです。
伝えたいことがなくても大丈夫
そんな才能豊かな助っ人さんが、先日私のセミナーに、イベントレポートを書くための取材として参加してくれました。
一参加者として、グループワークにも参加してくれたのですが…
終わってから、
とおっしゃっていました。
私は、それはまったく問題ないと思っています。
彼の情熱は、受動的なクリエイティビティ。0を1にする才能ではなく、1を10にする才能です。
だから、常に「伝えたい」ことがあるわけではないからです。
それでも彼は、自分の「やりたいこと」を自覚しています。
もし、その「やりたいこと」をやるときに他者の協力が必要になるときがあれば、
自然と「あなたにこれを伝えたい」が生まれることでしょう。
そのときに、ピラミッドストラクチャーやその他のツールを使えばいいだけのことなのです。
ピラミッドストラクチャーについてはこちら↓
「伝えたい」と思ういつかその日のために
ただ、人によっては、
でもいつかのために練習をしておきたい
という方もいらっしゃると思います。
秋にスタート予定のオンライントレーニングでは、そんな方もトレーニングを継続できるように、こちらで練習問題を準備する予定です。
詳細が決まりましたら、またご案内しますね!
ちなみに、「いつも伝えたいことがなくても大丈夫」だけれども、
「やりたいこと」は見つけておいて損はありません。
またどこかの機会で、
「やりたいことを掘り当てるためのワーク」もご紹介したいと思います!