ロジシンコラム

聞き上手になれる!意識したい3つのこと

渡辺まどか
渡辺まどか
こんにちは。
渡辺まどかです。

 

しばらく、「言語化」に焦点を当てた
シリーズを書き続けてきたのですが、
難しい話が続いたので

 

今日はちょっと軽めの話題
聞き上手のコツ
についてご紹介したいと思います。

 

聞き上手になれる!3つのコツ


先日、とある会社から、
執筆の依頼を受け、
担当の方とお打ち合わせをしました。


お会いするのはたぶん
2回目?3回目?なのですが

この方、とにかく聞き上手なのです。


ご本人に

渡辺まどか
渡辺まどか
聞き上手ですよね~?


とお伺いしたところ

飲み会なんかにもよく
駆り出されちゃうんです(苦笑)

と、おっしゃっていたので
私だけがそう感じる
わけではないようです。

 
そこで、
その方の何が「聞き上手」なのか?
を考察してみたいと思います。


自分も聞き上手になりたい!という方、
ぜひ読んでみてください。

①「私に興味を持ってくれている」感

打合せの前に、
私の過去の著作や
メルマガ
セミナーの口コミにいたるまで、
目を通していただいているようです。


要は事前のリサーチが
念入りなんですね。

相手がどういう人で
何を好み何を嫌うのか
どういう価値観を持ち
何に興味関心をもっているのか?

の見極めが上手なんだと思います。

 

でも、
事前のリサーチだけでは
ないはずです。

 私の場合は
普段から情報発信しているので、
比較的リサーチがしやすいはずですが

 

飲み会にも引っ張りだこということは、
おそらく普段から
やりとりしている方についても、

 

無意識のうちに

相手が何を好み、
何に興味関心を持っているか?


についてアンテナを
張っているのだろうと思います。


この、相手に興味を持つって
意外と難しいものです。


聞くつもりが、
自分が話す主導権を奪ってしまったり、
自分のことでいっぱいいっぱいになって、
相手に対する興味を失ってしまいがち。

 

自分が話さなきゃ
わかってもらわなきゃ
結果を出さなきゃ
嫌われないようにしなきゃ…と思うと

自分に意識が向いてしまうため
結果相手に関心を持てません。


コミュニケーションが
うまくいかない時ほど

 

自分がどう思われるか、
どう結果を出すかを脇に置いておいて

 

落ち着いて
心をフラットに、
オープンに保ち


相手のことをもっともっと
知ろうと興味を持ちたいものです。

 

 

②縦の質問と横の質問のバランス

お話をしていると、
質問がうまいなあと思います。

 

特に、
縦の質問と横の質問の使い分け、
バランスが絶妙
なのです。


縦の質問とは、

●それってどういうことですか?
 (具体性UP)
● なんで~なんでしょうね?
 (理由・原因)
● それは、将来的に/
 結果的にどうなるんでしょうね?
 (その先の展開) など

同じ話題を発展させるタイプの質問です。

 

話者として一人語りが
できる人はそうそういないので、

 

あいづちにも似た、
適度な縦の質問があることで、
話しやすくなるんです。


縦の質問をすることで


話題が盛り上がり、
話者の「話している」という満足感が
アップするので、話の波に乗りやすい。


気持ちよく話せるので、
この人ともっと話したい
と思わせるんですね。


でも、
話題には、賞味期限があります。

ある程度話をすると、
話題の盛り上がりの波も引くものです。

 


そのときは、横の質問です。

●ほかにどんな~がありますか?
● ところで、
 ~についてはどう思いますか?
 など、

話題を転換する質問などが、
横の質問にあたります。

ただ、
この横の質問は、

適度な飛躍がポイントです。


飛躍しすぎると、
全く関係ない話題に見えるので、
流れが悪くなります。

 

また、

この人、わたしの話を聞いていないのかな?

と思わせることにもつながります。

 


一方、話題が近すぎると、

同じことをぐるぐる話すことになってしまい
盛り上がらない。

 縦と横の使い分け、
バランスが重要なのです。

 

縦と横の質問のバランスを
よくするには、話を聞く集中力を、

● 話している内容の理解に50%
● 相手の盛り上がり具合
 (感情のこもり具合)に50%

くらいで振り分けて聞くことがポイントです。


話している内容の理解に
100%の集中力を割いてしまうと

質問への切り替えタイミングを
逸してしまったり、


話者を困惑させるようなタイミングで
質問をしてしまったりします。

 

質問はあくまで、
相手に気持ちよく話して
もらうためにするもの。


自分の納得・満足を満たすためだけに

 

自分が聞きたい答えになるように
縦の質問を繰り返しすぎたり
横の質問を繰り返して

 

自分が聞きたいことを
次々と聞くような質問の仕方は、

相手の「話し切った!」

という満足を奪い、
話す意欲を削ぎます。

 

そのためにも、
相手の盛り上がり具合
(感情のこもり具合)も、
十分に見て聴いてくださいね。

 

③適度な自己開示


私の体感としては、
私が7割、相手の方が3割くらいの
分量で話していたように思います。


その3割の内容も、
人間関係や仕事に対するスタンス、
プライベートの話題など

その方の人となりや
その人らしさが感じられる内容でした。

基本的には
私の話を全肯定してくれるので、
ひっかかりがありません。

 

かといって、
ご自身の意見や考え方を
殺している様子もありません。

相手の話を聞くというのは、
自分を殺してすべて受け入れる
ということではありません

どんな意見でも、
まずは聞いて、

自分なりの感想や意見を伝えてみる、
自分なりの軸は必要なのです

勝ち負けや評価、
正しさにこだわると、衝突が起きます。


衝突は必ずしも悪いことではないですが、

聞き上手、
つまり相手に気持ちよく
話してもらうためには

柔軟に受け止め、
その人らしい考え方や、
かざらない感じ方を伝えられるか

が、必要なのです。

誰にでもできる返しなのであれば、
その人でなくてもいい。


その人なりの
感じ方や
考え方を、
飾らずに伝えてくれるからこそ、

 

「私はいま、ほかの誰でもなく、
あなたと話しているなあ」という、
実感が持てる。

渡辺まどか
渡辺まどか
この人と話して、
いい時間を過ごせたな


と感じるのです。

 

聞き上手は、
もちろんその方の持つ才能もあるので、
誰もがまねできるものでは
ないかもしれません。


才能はなかったとしても、

上記の3つのポイントを意識しながら
聞くことを繰り返すと、

短時間であれば聞き上手になれるはず。
ぜひ、少しずつ試してみてください。

 

 

 

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