先日、息子にこんなことを言われました。
……なんと答えられませんでした。
自分の人生を振り返ってみて、何かを目標にして行動した記憶が見当たらなかったのです。
とても動揺しました。
やっぱり、「目標をたてて実行する」とか「目標を達成するために努力する」ってビジネスパーソンとして当然やるべきことのように思われます。
だから、目標に立てたことがないというのは、恥ずべき事のように思ったんです。

しかし、よくよく自分の気持ちを確かめてみると、目標を立てたことがないばかりか、むしろ、目標という言葉に嫌なイメージがある。
「目標」という言葉に割と拒絶感を持ている自分がいることに気づきました。
そこから、自問自答を始めました。
なぜ、私は目標という言葉に拒絶反応を示すのか?
なぜ、私は「目標」という言葉に拒絶反応を示すんだろうか?
自分に問いかけてみると、どうやら、私にとって、目標とは、
という答えに行きつきました。
だからネガティブなイメージを持っているようです。

そして、さらに、
目標という言葉を使わなくても、自分に行動を強制しているモノがあることに気づきました。
それは、「こうあらねばならない」「こうした方がメリットがある」と考えるとき。
- いい大学に行かねばならない
- 人より優秀であらねばならない
- 仕事で人に認められなければならない
「こうあらねばならない」「こうした方がメリットがある」と考えるときは、
結果の評価基準が自分の外側にあります。
- いい大学=人と比べてよい大学
- 人より優秀=人と比べて仕事ができる
- 人に認められる=自分以外の誰かに評価される
どこまでも頑張らなければ、人より賢く、優秀でいつづけられないし、他者の評価を常に意識し続けないと、「できている自分」「成功している自分」のセルフイメージを保ち続けることができない。
だから、体調が悪くても自分の身体に害を成すことになっても、自分に行動を強制してしまうんですね。
(私が思い込みに囚われて病気になった話はこちら)

つまり、私に行動を強制していたのは、
どちらも、軸が他人にあるときだった、と気づきました。
知らず知らずのうちに、
目標=他人の基準・価値観で押し付けられるもの
というイメージを持っていたんです。
そりゃ、目標に対してネガティブなイメージを持っても仕方がないですね…
じゃあ目標がいらないか、私自身が必要としていないかと言われると、そうじゃないんです。
私の目標『安心・自信・ロジシン』
私には、
『安心・自信・ロジシン』
という目標があります。
これは、私自身がやってみたい、やっていて楽しい・ワクワクする、やることを止められない、私のライフワークなんです。
ただ、これだけだと、どうやって実現するのかわからない、フワフワした夢にすぎません。では、夢をどうやって実現するのか?
- 実現までのプロセスをきちんとデザインする必要がある。
- うまくいくかどうかわからないけれど、「計画」しなければ評価して再計画というPDCAサイクルを回せない
今私が必要としているのは、「具体的な行動計画なのだ!」ということがわかりました。
他人軸より「自分軸」、そして、自分の「情熱」
そして、大事なのは評価基準が他人軸ではなく、「自分軸」になっていること。
自分がやりたくてワクワクする、自分のお金と時間を投資しても惜しくない、むしろ絶対にやりたいと思えることが目標であること。
そのためには、
いつ、どこで、何に対して、
自分が喜びを見出すのか? ワクワクを感じるのか?
時間を忘れて熱中してしまうのか?
することをやめられなくなるのか?
つまり、自分自身の情熱がどういうものであるのかを意識しておく必要があります。
ちなみに、私の情熱は、
私は自分のことを、「ロジカルシンキング界のゴッホ」であると自認しています(笑)
(「ロジカルシンキング界のゴッホ」の話はこちら)

- 情熱が明らかになっていると、「こうありたい」という自分の未来像、ビジョンを自分で定義できます。
- ビジョン(=自分の人生の在り方)を具体化したものが目標(=人生でやりたいこと)になるので、目標が自分軸になる。
- 目標(=人生でやりたいこと)を、「次に取る行動」にやっている行動が、あるべき自分の姿と一致しているのかどうか、自分で評価できる。
- 自分で自分が評価できるから、自分の行動に、満足できるし、失敗しても悔いが残らない。
そうすると、自分で自分の人生をハンドリングしているという喜びが感じられるんです。
私の驚きの変化
図にまとめるとこんな感じです。
そして、いま私に足りないものは、
というわけで、息子の問いかけをきっかけに(言われたときは相当動揺しましたが、笑)次に自分がするべきことが見えて来ました。
目標に拒絶反応を示していた私が、むしろがっつり目標を立てようとしているとは!
自分でも驚きです。

2019年は初の書籍出版、メルマガ立ち上げ、オンライントレーニングの立ち上げと、走り抜けてきました。
どれも、受講してくれるみなさん、応援してくれるみなさん、仲間や家族あってのこと。
2019年も応援本当にありがとうございました。
2020年も、たくさんアウトプットをしていきたいと思います。
これからも、よろしくお願いします!