いやー、久しぶりにやってしまいました。
とある企業の研修の打ち合わせで、クライアントとドンパチしてしまいました…
クライアントと来月にやる研修の概要を話し合っていた時のこと。
打ち合わせには、先方から5人の担当者の方が出席していました。
研修のプログラムについて説明していたのですが、とにかく相手の反応がゼロ。

「どうですか?」と聞いても、全員「うーん…」という表情で無言の時間が続きます。
次第にイライラしてきてしまい、
と笑顔で、しかし確実に口調は切れ気味でぶちかましてしまいました。
(ちなみに、クライアントに対して怒りをぶちまけるというのは、プロとしてあるまじき行為です)
守りに入っていた自分
- なんでこうなってしまったのか?
- 自分の何がそうさせてしまったのか?
考えてみると、自分は“守り”に入っていたのだなあと思います。
守りとは、自分の持っている知識や経験にしがみつき、
それこそが正しいのだと思いこむこと。
自分の持っている知識や経験を正当化するために、相手に「なるほど」「すごいですね」という好意的な反応をすることを期待(もっと言えば強制)してしまうのです。
そして、相手が思うような反応をしてくれないと、相手に対して怒りを感じてしまう。
自分の持っている知識や経験にしがみつき、守ろうとすればするほど、相手は押し付けられているように感じ、引いてしまいます。
そうするとさらに、
なぜ反応しないのか!!
と怒りが大きくなり…と、もはや悪循環から抜け出すことができません。
講師である私にあったかもしれない「思い込み」
もちろん私は講師を生業としており、人に教える立場ではあります。
しかし、講師がすべてを知っている完璧な人間で、受講する人は未熟な人、というわけではありません。
むしろ、受講する人は全て、その人が本当にやりたいと思うことを実現するために必要なものを実は既に持っています。
私はそれを「情熱」と呼んでいます。
あなたが持っているのは、
「こういう仕事がやりたい」という、仕事の内容に対する情熱かもしれません。
「相手とよい関係を結びたい」という、人間関係に対する情熱かもしれません。
「仕事はできるだけ効率的に、よい家族生活を送りたい」という、ライフスタイルに関する情熱かもしれません。
いずれにせよ、「こうしたい」「こうありたい」という意思があれば、それは全て情熱です。
そして、どんな情熱であっても、それはその人にとって正当なものです。
(その組織やコミュニティのルールに反しない限りは)
講師がするべきは、
受講する方がどんな「情熱」を持っているのか、
相手に真摯な興味を向けること。
もし、ロジカルシンキングの技術的な知識や経験不足によって「情熱」の実現が困難になっていることがあれば、それを補うことができるよう、サポートをするのが、あるべき教育の姿だと思っています。
「講師は完全で、受講者は未熟」という無意識の前提を自分が持っていると、
と相手を責める気持ちが生じてきてしまう。
「講師は完全だ」という思い込みが、知らず知らずにうちに自分を侵食し、自分のちっぽけな知識や経験を守ろうとする意識が働いたのかもしれません。
それが、クライアントと喧嘩するというプロとしてあるまじき行為につながってしまったのだなと思います。
まだまだ未熟者です。
私の「情熱」 とは?
なんていう、反省を踏まえて、私自身はどうしたいと思っているのか。
私にとって「攻め」とは、アウトプットをすること。
自分の中にある知識や経験を、セミナーという形にして表現すること
それが、私にとっての「情熱」です。
なので、実は、私は自分のことを、「アーティスト」であると自認しています。

アーティストとしての私
表現するときに、それを見てくれる、聞いてくれる人がいることは幸せなことです。
質問してくれたり、感想を述べてくれる人がいると、それは私にとっては存外の喜びです。
しかし、仮に見てくれる、聞いてくれる人がいなくても、私は表現(セミナー)しつづけると思います。
アーティストにとっては、表現することこそが生きることだからです。
ゴッホが生涯認められなくても絵を書き続けたように。
ただし、前述のとおり、セミナーは私の自己表現の形なので、少なくても参加者の方がいてくだされば、私にとってはそれだけで幸せなことです。
参加してくださった方には、私の精一杯の知識と経験から、問題の提供と解説をさせていただきます。
もし参加してくださった方が、質問をしてくださったり、課題に取り組んでくださった場合には、大喜びで(本当に!!!)、全力で返答したり、添削をさせていただきます!

ロジカルシンキングを学ぶのって、大変ですよね。
- 新しい技術だから、腰が引ける
- 面倒くさいと感じてしまう
それって当たり前だと思うのです。
だからこそ、どこからでも参加できるけど、
「この時間は学ぶ時間」という制限があることで、
自分に少し一歩踏み出す機会を作る。
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期限を決めて課題に取り組むことで、行動に移せる。
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少し行動に移すことができると、必ず技術は向上します。
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技術が向上すると、次の行動を起こしやすくなります。
その積み重ねの先に、みなさんの仕事が少しうまくいく、コミュニケーションが少しうまくいく、みなさんの思うようなライフスタイルに近づくのです。
私は、表現活動として、アーティストとして、全力でロジカルシンキングのセミナーをやり続けます。
みなさんにとっては、それが学ぶ機会に当たるかもしれません。
参加するというアクション、質問や課題に取り組むという皆さんのアクションは、みなさんにとっては学びであり、私にとっては幸せです。
もし興味があったら、セミナーを受講したり、オンライントレーニングに参加してみたりしてくださいね。
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