ロジシンコラム

著者が語る「アウトプット」することの本当の意味【ロジカルシンキングコラム】

渡辺まどか
渡辺まどか
こんにちは、渡辺まどかです。

今日は、「アウトプットすることの大切さ」について。

昨年はありがたく、2冊の本を出版することができました。

      

そのきっかけは、たまたま私を知った出版社の編集者さんからお声がけいただいたことでした。

これまでやっていたセミナーをベースに、ロジカルシンキングの入門編となる書籍を書いてほしい、というのが編集者さんのご依頼内容でした。

執筆を体験して得た気づき

5年もロジカルシンキング入門のセミナーをやっているのだから、当然できるだろうと思い、引き受けました。

ところが、いざ書き出してみると、行き詰ることが何度もあることに気が付きました。

セミナーの中では、説明できたつもりになっていたことでも、文章として書いてみるとうまく説明ができないということがあることに気が付いたのです。

私は普段から、セミナーの中で、

渡辺まどか
渡辺まどか
普段頭の中で考えたつもりになっていても、それは考えたことにならない。
文章として表現できていないことは、考えられていないのと同じ。 

とお伝えしてきました。

まさにそれと同じことが、書籍を執筆する私にも巻き起こっていたわけです。

頭の中にある知識や経験を形にする

みなさんも、例えば、「部下や後輩にあなたのノウハウを教えてあげて」とか、「今までやってきたことをマニュアルに落として」と言われたときに、うまく教えることができなかったり、マニュアルを作成することができなかったりした経験はないでしょうか?

これは、

わかっていること・経験したことが、
潜在的な資産としてあなたの頭の中に眠っている

ということ。

なんとなくわかったつもりになっていること、普段できていることでも、頭の中でぼんやりしているうちは、実はまだ潜在的な資産でしかありません。

頭の中にある知識や経験を、形にするのは、結構な苦労と忍耐を伴います。
(5年間、セミナーという形で、他の人にロジカルシンキングを教えてきた私が言うのだから間違いありません、笑)

しかし、できないから、といって放置しておくと、結局資産は“潜在的”なまま。

どんなことにも活用できないんです。

アウトプットしたものは必ずあなたの資産になる

苦しみを伴ったとしても、うまくできなくて時にはがっくり落ち込んだとしても、なんとかアウトプットしたものは、必ずあなたの資産になります。

私の書籍を担当してくれた編集者さん曰く、

書籍を書いた人の多くが、
書籍を書くことは、自分の知識の再整理になっている。

と感じるらしいのです。

書籍にする、つまり公の場に自分の知識と経験を形にしてさらすということは
それなりの責任感を必要とします。

だからこそ、プライドをかけて、できるだけいいものを、と歯を食いしばってでも書き上げようとするわけです。

自分の中にある、潜在的な資産を形にするには、アウトプットすることが大事。

それも、文章にすることで、「なんとなくそう思う」「こうであるに違いない」という「考えている風」から脱却することができます。

なにも、いきなり書籍を書く必要はありません。

いろんな方に、「書籍を書くなんてすごいですね」と言われますが、私も楽々と文章を書いているわけではありません。

毎週のように記事を書くことで、「自分の考えを形にする」「文章を書く」能力がさび付かないように、常にトレーニングをしているからこそ、書籍というマラソンを完走できるのです。

そして、「他の人にすごいと認められよう」と思って書く必要もありません。

渡辺まどか
渡辺まどか
等身大の自分で、アウトプットできるものを、
渾身の力を込めてアウトプットする。

それが何になるかは、どうあなたのキャリアや人生に貢献するかはわからなかったとしても、その積み重ねの先に、「他の人からすごい」と言われるアウトプットがあるのです。

私が執筆を通して、本当に得たもの

ちなみに、書籍を通じて私が得たものは、「書籍を書き上げたという実績」だけではありません。

実は、もっと大事なモノを手に入れたと感じています。

それは、私にとっての“知識と経験の足場”を手に入れました。

自信と言い換えることもできるかもしれません。

人から与えられる評価ではなく、自分で自分を信じられる。
私には、これがある、と思える。

私にとって1冊目の書籍で得た最も大きなものは、
収入でも評価でもなく、「自信」だったように思います。

 

(よく、書籍を出版したら、「印税でガッポガッポですね」と言われるのですが、それは100万部のベストセラー作家の話です。「印税でガッポガッポ」は、まだまだ夢の話ですね…苦笑)

今振り返ってみると、書籍を書き上げて得られた、”知識と経験の足場”、つまり自信が、2019年の様々な活動の土台になっていました。

書籍を書き上げていなかったら、メルマガを出そうとか、オンライントレーニングをやってみよう、と思えなかったと思います。

書籍を書いているときは、

  • 声をかけてくれた編集者さんの期待に応えよう。
  • セミナーを受講してくださる方がセミナーの復習として読んで役に立つような本にしよう。

ただそれだけの思いでした。

でも、結果として、書籍を書いたことは大きな資産になりました。

私が、身を持って体験したことだから、だから、ぜひ皆さんにもおススメしたいのです。
自分の中に眠っている資産を、アウトプットすることの本当のすばらしさを。

もしあなたが、「私には発信できるものがない」と思ったとしても、大丈夫です。
人間として生きている限り、かならず何かを経験し、学んでいます。

それが、形になっていないだけ。

潜在的な資産として、必ずあなたの中に眠っています。

自分が感じたこと・考えたことを、文章の形で表現する

まずは、日記でも構いません。

自分が感じたこと、考えたことを、文章の形で表現することに慣れましょう。

そして、日記を通じて文章を書くことに慣れてきたら、ぜひ他の人の目に触れる場で、文章を書いてみてください。

ブログでもいいですし、SNSでも構いません。

最初は短い文章から。
徐々に、文章を書くのが苦ではなくなってくるはずです。

 

“知識と経験の足場”になるように、アウトプットするには、少しばかり苦労するかもしれません。

今年は、そんな方のための、

『徹底的に、自分の知識と経験をアウトプットするためのスキルを身に着け、
 そして、それを実践する場を提供できるような講座』

を立ち上げるつもりでいます。

興味のある方は、楽しみにしていてくださいね^^

 

 

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