大きな人生の選択に迫られたことはありませんか?
就職、転職、起業、結婚、離婚、健康や人間関係…etc
誰にも、人生の岐路に立っているときの決断ってありますよね。
そして、そういう大きな決断の時には、「これでいいのかな」と、誰もが不安になります。
実は、セミナーや研修をしていると、ロジカルシンキングを教えているはずが、いつの間にか人生相談になっていることがあります。(とても頻繁にあります、笑)
自分の決断に迷っているとき、誰かに相談をしたくなっちゃう気持ち、私もよくわかります。
実は、私もまさに、この数か月間、「大きな決断」に迷ってきました。
今日は、「大きな人生の選択をするために必要な、ただ一つの基準」について考えてみたいと思います。
目次
私が行動できなかった理由
他の記事でも書きましたが
ずっとプロモーションのお手伝いをいただいていたコンサルタントの方に、
「まどかさんは売り上げを最大化することを大事にしない」
と言われてから、ずっと考え続けてきました。
なぜ、私は、「売り上げを最大化するための行動がとれないのだろうか?」と。
2か月くらい、ずっと考え続けてきたのですが(長い!!)
答えは、こうでした。
「私以外の方法で、自分を表現したくない」
私にとって、究極の喜びとは、
「自分の中を通ったものを、自分なりの方法でアウトプットし、それが社会に貢献できること」
です。
私はいま、ロジカルシンキングを教えていますが、普通の“ツールとしての”ロジカルシンキングではありません。
私がお伝えしているのは、「自分の “情熱”を他者に伝えるためのロジカルシンキング」です。
私は、前職のコンサルティング会社でロジカルシンキングを身に着けました。
一時はエースとまで言っていただきましたが、その当時、私には、自分の中に「伝えたいという情熱」がなかった。
空っぽの自分が、「これさえあればうまくいく」と振り回していたのが、ロジカルシンキングというツールでした。
情熱をないがしろにした私は、ツールを振り回して空回りした結果、大きな挫折を味わい、会社を退職しました。
詳しい話は、こちらから。
渡辺まどかプロフィール
しかし、そんな経験を経て、私がたどり着いたのが、
「自分の “情熱”を他者に伝えるためのロジカルシンキング」
なんです。
自分の”核”にあるものは何か?
今、私がみなさんにお伝えしているロジカルシンキングは、そんな自分の知識と経験を、私自身が咀嚼し、そして血肉に変えた、自分の“情熱”そのものなんです。
私とプロモーションチームの間で起きていた”ズレ”
プロモーションチームの方にブログやメルマガの発行のお手伝いをお願いした当初は、プロモーションチームの方も、それをよく理解してくれていました。
そして私たちは、
- 情熱(記事の中身やセミナーの内容)は私が
- ツール(ブログやメルマガ)はプロモーションチームが
という役割分担で、一緒にメディアを育てるという、協働関係ができていました。
しかし、次第に
「もっと売り上げを最大化するためには、
記事の中身やセミナーの内容も変えなければいけない」
という状況になってきてしまったんです。
そのとき、私に何が起きたか。
「それはやりたくないんですよね」
「苦手だから避けたいです」
というように、
プロモーションチームからの提案をすべて却下するという態度を取りました。
私の行動は、提案してくださった方から見れば、「せっかく提案したのに!」と思って当然です。
プロモーションを請け負うくらいですから、その人は「ビジネスの仕組みを考え、実行し、成功させること」のプロなのです。
私にとって、
が究極の喜びであるのと同じくらい、その人にとっては
が究極の喜びなのです。
だから、提案しても実行しない私は、その人から見ると、「自分が大事にしているものをないがしろにする」存在でしかありません。
次第に関係がぎくしゃくし、もうこれ以上サポートはできない、と通告されてしまいました。
「表現すること」vs「売上を最大化すること」
サポートを受けられなくなってから、
なぜ私は売り上げを最大化しようとできないのか?
自分は講師としては半人前なのではないか?
とも悩みました。
ただ、ここ数か月間、プロモーションチームとの関係がぎくしゃくするようになってから、自分がどう感じていたかを深く深く掘り下げ、言葉にしてみると、
自分がアウトプットするもの・表現するものは、
- 自分というフィルターを通しているものじゃなければ嫌だ!
- 自分が納得したもの、自分が生み出したものでなければ嫌だ!
という、激しい怒りをたたえていることに気が付きました。
これは、
「自分の中を通ったものを、自分なりの方法でアウトプットし、
それが社会に貢献できること」
という、私の人間の核、情熱に由来するもの。
その自分の内なる怒りの声を無視し、「売り上げを最大化させるにはどうやればいいか?」と逆算しようとしたことが、自分を揺らがせ、焦らせ、迷わせ、不安がらせていました。
そこでふと、「自分はどうしたいのか?」と考えてみると、「有名になったりお金持ちになったりしたいわけじゃないのだな」と思いました。
自分の目の前にいる、セミナーを受講してくださる方が、「よかった!」と言ってくださるように、その時持てるすべての知識と経験と力を、セミナーやブログや書籍といった形で表現できれば、それだけで最高だな、と心の底から思ったんです。
これは、「成功することが大事じゃない」「お金儲けは悪だ」と言っているわけではありません。
生きていくうえで、お金は大事です。
成功しなくていいとはじめから斜に構えたら、進歩は永遠に訪れません。
そうではなく、私にとっては、私という情熱の力を最大限に使ってロジカルシンキングに取り組もうとしたときに、自分を「売り上げを最大化するための仕組みやノウハウ」に合わせることはできない、どちらも大切だけれど、相容れない道なのだなと、深く深く悟ったのです。
それに気づいたとき、とても寂しい、けれども落ち着いた気持ちになりました。
私にも、人並みに「売れたい」「成功したい」という欲はあります。
しかし、私は自分の情熱を押し込めて、ロジカルシンキングを伝えられない。
自分のわがままを通そうとすると、「売れる」「成功する」は約束された道ではないのだなあとわかったから、素直に「不器用で残念だなあ」と思いました。
私が”進むべき道”とは?
一方で、自分が今やるべきこと、集中すべきことがわかって、とても落ち着きました。
いま受講してくれる方に、真摯に向き合うこと。
自分のアウトプットを、さらに磨き続けること。
それだけが、私の進むべき道だなあと。
今回、プロモーションチームと決別したことは、なるべくしてなったことだったと思います。
どちらの情熱、価値観が正しいわけではありません。
ある一時は、私たちはお互いに出し合える最高の力を出し合っていいものを作り上げる“チーム”でした。
それは情熱の違いが、互いを刺激し合うよい時間だったと言えます。
しかし、時間の変化、環境の変化から、情熱の違いが、互いを攻撃してしまう形に変化してしまったのです。
道が分かれることは必然的だったのだと、今は分かります。
決断するために必要なたった一つ
大きな決断をするときに必要な唯一の基準は、自分の情熱です。
自分がどう感じているかを掘り下げ、自分の情熱に照らし合わせて考えれば、おのずと取るべき道は決まるのです。
もしみなさんが、いま、人生の大きな岐路に立っていて、悩み、迷い、誰かにすがりたくなっているならば、
「何をするべきか?」ではなく、「自分は今どう感じているのか?」
と自分に問いかけてください。
私が「自分は怒りをたたえている」と気づいたように、自分の本当の気持ちを自覚できたとき、おのずと自分が取るべき道、とるべき決断が明らかになります。
みなさんがたどり着いた、おのずと進む道は、みなさんにとっての“情熱”にほかなりません。
全ての判断基準は、みなさんだけが持ちうる、みなさんの“情熱”なんです。
今日明日ですぐに答えが出るかはわかりません。
しかし、深く深く自分に向き合った経験は、必ずみなさんの人生を助けます。
自覚しているかどうかは別として、人はだれでも、自分だけの情熱を持っています。
その情熱を言葉にする方法、誰かに伝えるためのツール
を多くの人に知ってほしい。
私のロジカルシンキングが、みなさんの役に立つのであれば、これ以上の喜びはないです。
追伸:
私のロジカルシンキングでは、ツールとしてのロジカルシンキング(一般的な意味でのロジカルシンキング )だけでなく、”その人だけが持つ情熱”を表現することをゴールにした、継続的なトレーニングです。
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