さて、今回もピラミッドストラクチャーについてのお話です。
前回の記事はこちら↓

メインイシューとは「相手が知りたいこと・興味があること」です。
ピラミッドストラクチャーは“自分の考えをわかりやすく伝えることができるツール”ですが、メインイシューを考えるにあたって悩んだり、躓いてしまう人も多いようです。
なので、今日は
メインイシューの正しい捉え方
についてお伝えします。
目次
メインイシューを考える上での大前提とは?
メインイシューを考えるときに、
「相手に自分を認めさせてやろう」
「相手を説き伏せてやろう」
という気持ち(邪心)が強いと、焦点が相手ではなく、自分に当たってしまい、
「自分目線」のメインイシューになりがちです。
メインイシューを考える上での大事なのは、
です。
つまり、
という大前提があるのです。
メインイシューを作る前に考えるべきこと
まずは、
①私は何を伝えたいのか?
②私は何のためにそれを伝えたいのか?
③私は伝えた結果どうなりたいのか?
を整理すると考えやすくなります。
①~③を考えるにあたっては、仕事上の義務や責任、相手との関係ではなく、
「自分の気持ち」に焦点を当ててくださいね。
自分の気持ちが自覚できれば、邪心が邪心でなくなります。
相手目線でメインイシューを考える3つの方法
前述の①~③の問いについて自分なりの答えが用意できたら、次の3つの方法を試してみてください。
A)相手になり切って・感情移入して考える
自分が相手だったら
- 何が知りたいだろう?
- 興味があるだろう?
と考える。
相手の好みやこれまでの経験、いま置かれている立場が分かっているときに有効です。
B)パターン化して考える
と考える。
コミュニケーションの相手の役職や部署、業種・職種などにパターンがある場合に有効です。

C)意見交換しながら考える
自分の意見や仮説をいったんぶつけてみて、それに対する反応を見ながら、メインイシューを徐々にブラッシュアップしていく方法です。
自分の意見や仮説に固執せず、相手の反応を見て自説を変えられる自信があるととても有効に働きます。
まとめ
「相手目線でメインイシューを考える3つの方法(A~C)」は、実際は組み合わせ使うことが多いです。
いずれの方法も、「相手のことを理解したい・知りたい」という気持ちがベースにないと、自分の思い込みを押し付けてしまったり、反論されてへこんだり、逆に相手に食って掛かってしまったりします。
だからこそ、自分の気持ちを整理し、“邪心”の元を自覚できる3つの質問
①私は何を伝えたいのか?
②私は何のためにそれを伝えたいのか?
③私は伝えた結果どうなりたいのか?
が大事なのです。
仕事をする前に、
それをルーティンにすると、メッセージの質が上がりますので、ぜひ試してみてください!