ロジシンコラム

ロジカルシンキングを学んでも学んでも上司にうまくプレゼンができない訳【ロジカルシンキングコラム】

渡辺まどか
渡辺まどか
こんにちは、渡辺まどかです。

以前ロジカルシンキング入門を受講してくださった方から、うれしいメッセージを頂きました。

渡辺まどか
渡辺まどか
提出した課題に対して渡辺さんからもらったフィードバックは、痛いところを突いていました…
初めはなかなか受け入れられなかったです。

なぜ、それが私にとって嬉しいメッセージだったのかを掘り下げていきたいと思います。

「自学自習でロジカルシンキングを学んでも学んでも、上司にうまくプレゼンができない、突き返されてしまう」

 メッセージをくださった方は、私が普段やっている集合型セミナー、ロジカルシンキング入門1日コースを受講してくださった方です。

もともとロジカルシンキングに興味があったということで、基礎的な内容はすでにご存じの様子。

セミナー中の質問も非常に鋭く、時にとても熱心に質問をされていました。

しかし、

渡辺まどか
渡辺まどか
自学自習でロジカルシンキングを学んでも学んでも、上司にうまくプレゼンができない、突き返されてしまう。

というのがこの方のお悩み。

打開策を求めて、私のセミナーを受講に来てくださったのだそうです。

ピラミッドストラクチャーの添削課題にチャレンジ

ロジカルシンキング入門には、任意提出ではありますが添削課題があります。

1日のセミナーで学んだことを、実際にやってみるということで、

誰かに伝えたいことを自分なりに「ピラミッドストラクチャー」にまとめてみる

という課題です。

 ピラミッドストラクチャーについてはこちら↓

ピラミッドストラクチャーをもっと気軽に使うコツ【ロジカルシンキングコラム】 あなたは仕事やプライベートでちょっとしたスピーチや説明を求められる場面を経験したことはありませんか? その準備にとてもオススメなツ...

 

提出してくださったピラミッドストラクチャーは、ご家族への提案でした。

拝見したところ、ピラミッドストラクチャーの根幹である、メインイシューがきちんと押さえられていないように見受けられました。

メインイシューとは、
相手が最も知りたいこと・興味のあることを疑問文で示したもの

コミュニケーションにおいては、伝える意見は自分起点で発しますが、
伝え方(話の構造やポイント)の大方針は、相手目線で考えます。

メインイシューが「相手が」最も知りたいこと・興味のあることであるのはこのためです。

メインイシューについて詳しく知りたい方はこちら↓↓

ピラミッドストラクチャーを攻略!メインイシューの正しい捉え方【ロジカルシンキングコラム】 さて、今回もピラミッドストラクチャーについてのお話です。 前回の記事はこちら↓ http://yawalogi.net/colu...

この方の場合は、家族への提案といいながら、相手目線が置き去りになってしまい、

自分が言いたいことを、自分が伝えたい順番で、自分が伝えたい形で伝える

そのようなピラミッドストラクチャーになってしまっていました。

相手目線が置き去りにされている場合、仕事でのコミュニケーションにおいても同じような状況が発生している可能性が高い。

そういう【考え方・コミュニケーションの仕方のクセ】を持っているからです。

考え方・コミュニケーションの仕方にはクセがある

「考え方・コミュニケーションの仕方のクセ」は、実は生まれつきのもので、気を付けようが気を付けまいが、人のふるまいにはそのクセが表れています。

しかし、クセ自体は善いものでも悪いものでもなく、誰もが持つ、一人ひとり違う傾向にすぎません。

そのクセがあるからこそ、その人の長所が発揮される共に、クセが悪く発揮されると短所として発現します。

その方が悩んでいた、「上司やクライアントにうまくプレゼンできない、突き返されてしまう」という悩みも、最も知りたいこと・興味のあることを押さえていないことが原因であり、それはその方の「考え方・コミュニケーションのクセ」が影響しているものだと推測されました。

そこで、添削課題へのフィードバックは、その方の「考え方・コミュニケーションのクセ」を指摘しつつ、改善方法をご案内するものとなりました。

メールでのフィードバックにもかかわらず、かなりの長文で書かせていただきました(笑)

なぜ、「痛いところをついていた」のか?

冒頭で、「痛いところをついていた」と書いておられたのは、この「考え方・コミュニケーションのクセ」についての指摘だったのでしょう。

渡辺まどか
渡辺まどか
自分の「考え方・コミュニケーションのクセ」は、自分にとっては当たり前のものなので、自分にクセがあるということを自覚できません。

息ができなくなるまでは、空気を意識できないように、自分にとって当たり前のものは意識できません。

自分のクセを自覚できないということは、無意識のうちに「他人もそうだろう」と、
相手に自分と同じように考え行動することを期待します。

だから、「相手の目線に立って考えろ」と言われても、考えられないのです。

「自分の感じ方・考え方のクセ」を自覚すると、

  • 相手はそういう風に捉えていないかもしれない
  • 相手は違うように考えているかもしれない

という、自制心が働きやすくなります。

そうすると、相手目線に立って考えやすくなるのです。

フィードバックにイラッとしてしまう理由

一方で、「自分の考え方・コミュニケーションのクセ」を指摘されるのは、うれしくない場合もあります。

まるで、自分の中にずかずかと土足で入り込まるような感覚を覚える方もいらっしゃるようです。 

それもそのはず。

「自分の考え方・コミュニケーションのクセ」とは、その人の個性そのもの

どんなに理論武装して隠しても、鍛えて押さえ込んでも出てきてしまう、素の自分なんです。
素の自分を相手に指摘されるということは、繊細な部分に触れられるということ。


だから、受け入れがたく感じてしまうのです。

しかし、メッセージをくださった方は、こうも書いてくださっています。

渡辺まどか
渡辺まどか
ただ、思い当たる節もあったので、いただいたフィードバックを受け入れこの一ヶ月挑戦しておりました。

結果、以前よりも相手に納得してもらい協力を得られる機会が増えました。

 

そう、この方だけでなく、フィードバックはたいていの場合、良薬。
飲みたくないけど、飲めば効果を発揮します。

渡辺まどか
渡辺まどか
良薬は口に苦し!

なんですね。

イラッとするのは、そのフィードバックに、あなたが目をそむけている自分自身の姿、触れられたくない自分自身の姿があるからです。

他者からのフィードバックでイラッとしてしまったら、少し時間をおいてみましょう。

そして、冷静に、フィードバックを眺め(もし口頭でもらったフィードバックであれば、自分なりに書き起こしてから)、イラッとする部分、イラッとしない部分を、下線を引いたり色を付けたりしてみてください。

イラッとする部分が見えてくると、なにか自分なりの傾向が見えてくるかもしれません。

それが、あなたが触れられたくないあなたの「考え方・コミュニケーションのクセ」です。

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