新型コロナウィルスの感染拡大が止まりませんね。
イベント中止、外出自粛やテレワーク推奨で、ストレスが溜まっている方も多いのではないでしょうか。
セミナーって、実は私自身も受講者さんから大きなパワーを頂くんです。
だからこそ、オンライントレーニングで受講者さんとお話しさせていただけるのはとてもありがたい機会だなと思います。
今回は、外出自粛を乗り切る、ストレス対策についてお伝えします。
何気なく過ごしていた日常生活に隠れているもの
先日、小学生の子どものいる友人がこんなことを話していました。
そう、実は、「自分の頭で考える」「決める」ということはすごくエネルギーのいることなのです。
今まで何気なく過ごしていた日常生活。
代わり映えしなくて退屈…なんて感じることがあったかもしれない、その日常は、いちいち「自分で考えて決める」必要がない、心地よい環境だったのかもしれません。
エネルギーを不必要に割く必要がないから、仕事や勉強に力を注げるんです。
エネルギーを消耗しないから、暇に感じるだけなんです。
不安や不満というネガティブな感情の扱い方
不安定で先が読めない状況は、これまでの成功パターンが当てはまりません。
だから、どんなことに対しても、いちいち考えなければならないし、いちいち決めなければならない。
そして、こんな状況だと、考えるときには、
「将来に対する不安や現状への不満などの感情」と
「具体的にどういう行動をするかという理性的な思考」が混在しています。
だからすっきりと考えられない。
「考える」とは、整理したり、前向きに積み重ねる行為です。
しかし、それが不安や不満などの感情と混在すると、話は別。
ぐるぐるととめどなく、あてもなく考えてしまって、答えが出ません。
これは、考えているようで考えていない、「悩んでいる」だけ。
同じところをぐるぐるしているだけなので、先には進めず、にもかかわらずエネルギーが消費されるので疲れます。
よく、「考えがうまく整理できない」というお悩みをお聞きするのですが、この悩みの背景には、「考えること」と「悩むこと」が混在しているケースが多いようです。
それ以外にも、
- 考えが「言葉」になっていない
- 事実を踏まえずに「妄想」している
などのなどの原因もあります。このあたりはまた別の機会に解説したいと思います。
自分の感情を言葉にすること、感情を観察することの大切さについてはこちら記事を読んでみてください↓
不安や不満というネガティブな感情は、それ自体は悪いものではありません。
不安に感じるからこそ、想像力を働かせてどうなるんだろうと考えることができるし、
不満があるからこそ改善しようという意欲がわくのです。
だから、
不安や不満を抑え込んで、無理にポジティブに考えようとすると、無茶な行動に走ってしまったり、うまく行動に移せなくてイライラしてしまったりします。
日記のすゝめ
不安や不満といったネガティブな感情は、抑え込むのではなく、吐き出しましょう。
おすすめなのが日記です。
日記は、誰にも見せることがない、あなただけの超個人的な空間です。
誰かに対するイライラした気持ちをこれでもかとぶつけてみたり、怨みや嫉妬の気持ちをぶちまけてみたり。
そうすると、不思議とどこかで、「あれ?すっきりしたな?」というタイミングがやってきます。
私の場合は、ワープロソフトでA4サイズ1~2枚くらい。それくらい書き続けると、なぜかスーッと楽になります。
そうすると、自然と感情と思考を分けて、すっきり前に進むように考えることができるようになります。
自分の中の感情を、自分で承認してあげる
ネガティブな気持ちを自分の中にためておくと、考えを邪魔します。
日記を書くことは、
自分のモヤモヤした気持ちを
「言葉」として認識できるようになるということ。
自分の中の感情を、自分で承認してあげる作業なんです。
誰かに愚痴を聞いてもらうとすっきりしたりしますよね?
これは、自分の愚痴を他人に承認してもらっているからなんです。
ただしこのご時世、なかなか知人友人に愚痴を話す機会を作りにくい。
だからこその、日記なんです。
自分でできて、すっきりできる、お勧めの方法です。
最近は、自宅でも動画を見ながら身体を動かそうと呼びかけられていたりしますが、
ぜひ心のメンテナンスもしてあげてくださいね。
身体と心と頭。ぜんぶつながってセットですから。