私はロジカルシンキング講師を生業にしているので、普段から「深く考える」ということをします。
セミナーの中でも、「ロジカルシンキングはどんなときにも使えますよ!」と言っているのですが、
という声もよく頂戴します。
そこで今日は
その頭の中身を公開してみたいと思います。
普段使いのロジカルシンキングとは?
私事なのですが、我が家の長男は保育園に行きたがりません。
先日も「保育園に行きたくない」と駄々をこね始めました。
この場合、問題は「子どもが保育園に行きたがらない」ですが、ここですぐ
「原因は何か?」と考えるのは、問題解決の初手として拙速です。
では、どう考えるのか?と言うと、
「それは誰の問題なのか?」という問題の主語を考える
のです。
保育園に行かなくて困るのは、実は親でしかありません。
(保育園は教育機関ではないので、行かなくても本人は困らない)
ですので、なぜ彼は保育園に行きたがらないのか?を考えることも大切ですが、
それ以上に大切なのは、自分の問題について考えることです。
「問い」と「答え」を繰り返すべし
考えるときは「問い」と「答え」を繰り返します。
➡︎A.息子が在宅していると仕事に集中できない。
仕事の締め切りに間に合わないからだ。
➡︎A.新しく作成しなければならないセミナーが2件と、記事の執筆が1件
➡︎A.今日やったほうがいい。
しかし、自分の作業のスピードとスケジュールを考えると、
今日やらなくても締め切りには間に合う。
【具体的に+本当に?】と考えると、
最初の答え『締め切りに間に合わない』は
実は妥当な答えではないことに気が付きます。
➡︎A.セミナーは、自分のやりたいことで、かつニーズのある仕事だ。
セミナーBは自分の興味はないがお金がもらえるからやる仕事だ。
現在の収入状況を考えると、セミナーBを受けざるを得ない。
行動には必ず、「動機」と「思考」が伴います。
動機が他者のものだけだとやらされ感になります。
➡︎A.自分の仕事に情熱と誇りを持っている。
しかし同時に母親でもある。保育園で何かあったのかもしれない。
今日は、スケジュールに余裕もあることだし、
休ませてゆっくり子どもと向き合って話をしてみよう。
「どうするべきか?」は一番最後に考えます。
他人の問題について考えるときは情報収集からスタートです!
こんな感じで私は普段考えています。
ロジカルシンキングは1日にしてならず
今回のポイントをまとめます。
- 問題の主語を考える
- 自分の問題は自分の中で問いと答えをたてて考える
- 具体的に考える
- それは本当か?と考える
- 自分の気持ち(情熱)についても考えてみる
- 他人の問題を考えるときは、情報収集からスタートして②~⑤を繰り返す
ただし、これを瞬時に考えているわけではなく、後から上記のように書き出します。
書き出すと整理され、最後まで考えきることができます。
普段からその積み重ねをしているので、いざというとき
「今日は保育園を休ませても大丈夫」という見切り発車の意思決定ができるのです。
ロジカルシンキングは、普段の積み重ねが大事なんです。
ちなみに、上記のポイントは、ビジネスについて考えるときも同じですよ!
参考になりましたでしょうか?
など、解説してほしいシチュエーションのリクエストお待ちしております!