今回は、「自分の考えを主張するのは怖い」というお話。
先日、尊敬する大先輩とランチをしました。
その大先輩は、ある企業でいろいろな「女性初」を成し遂げた社会人の先輩でもあり、現在は多くの企業や大学を飛び回る研修講師の先輩でもあります。
二人で大盛り上がり(大騒ぎ?)をしながらランチをしていたのですが、ふとしたタイミングで
とおっしゃったのです。
と驚くとともに、激しく共感してしまいました。
実は、いつも不安や恐怖と闘いながら話をしています。
私も普段、セミナーや研修でいろいろお話をしています。
でも、そこで話している内容は、勉強した知識やこれまでの経験を話しているだけではありません。
知識や経験を踏まえて、私自身が「これを伝えたい!」と思うことを、
“ロジカルシンキング”という切り口で話しているのです。
いわば、
わけですね。
もしかしたら、参加してくれた人は
- すぐに使えるノウハウ
- 誰でも簡単に使えるコツ
などを期待してるのかもしれません。
あるいは、「受講したほうがい」「受講してきなさい」という指示やアドバイスを受け、特に期待もせず参加してくれているかもしれません。
そういうニーズを持った(あるいは具体的なニーズを持たずに)来てくださる方に、暑苦しい説明(私のセミナーに来てくださった方ならばわかるはず、私の説明の熱量を、笑)をして、ドン引かれてしまわないだろうか。
実はいつもそんな不安や恐怖と闘いながら話をしています。
だからいつも、研修やセミナーを始める前は気が重くて、
と感じているんです。
それでも私がセミナーをやり続ける3つの理由
それでも、私がセミナーをやりつつづけるのには次の3つの理由があります。
①ロジカルシンキングについてたくさん考え、実践した【経験】をベースにして話ができるから
②私なりに「こう考えるとわかりやすい」「こうやったらできる」という【スタンスをとった意見】を持っているから
③自分を認めさせる・押し付ける(=邪心)が目的ではなく、参加してくれた人の成長をサポートする、【他者と関わる】のが目的(自己完結で終わりたくない)だから
です。
「自分の考え」を主張するのは、誰でも怖いです。
もし、
- 自分の【経験】をベースにしていない教科書の説明を読み上げるだけだったり
- 【スタンスをとった自分の意見】ではなく一般論を述べていたり
- 【他者と関わる】のではなく一方的に自分の考えを押し付けていたり
そんなときは怖いと感じないでしょう。
逆に、自分の考えを伝えるのが怖いと感じたら、それはあなたが
ということです。
以前のコラムでもお伝えしましたが、
否定・批判されるリスクを最小限に抑えながら、意見を相手にわかりやすく伝えるのにオススメなツールがピラミッドストラクチャーです。
ぜひ気軽に活用して、意見を伝えてみてくださいね!