実は先日、ちょっと体調を崩して寝込んでいました。
私が体調を崩す原因…それは多くの場合、「やりすぎ」です。
子どものころから、適度というものがわからない。
やったら徹底的に没入してしまうため、自分が疲れている、ストレスが溜まっているということが「わからない」のです。
そして、そんな自分の性格を「わかっているつもり」でも、「わかっていない」。
ということで、今回は【『わかる』は人それぞれ】というテーマです。
私は、ロジカルシンキング入門の中でも、
というお話をしています。
そして、一口に「わかる(理解する)」と言いますが、実は「わかる」のも人それぞれなのです。
感じ方、考え方、モノの捉え方にはクセがある
ロジカルシンキング入門の中でお伝えしている「感じ方、考え方、モノの捉え方」のクセは大きく、【思考タイプ・行動タイプ・イメージタイプ】の3種類に分けられます。
①思考タイプ
「わかった」というコメントをしやすいのは、思考タイプの人です。
思考タイプの人は、客観性が高いので、外からの情報を情報として受け取りやすいのです。
そして、実際、その通りに実行できる可能性が高いのも思考タイプの人です。
しかし、本人が「わかっている」と認識していても、実際にやってみるとできなかったり、そもそも行動に起こせないことも多かったりします。
②行動タイプ
一方、もっとも「わかった」と感じにくいのが、行動タイプの人です。
行動タイプの人は、経験主義。
自分が実行できて初めて、「わかった、理解した」と感じます。
教科書や取扱説明書を読むだけでは「わかった」とは感じません。
人によっては、「わかった」と感じにくいため、「自分は能力やスキル、理解力が低い」と自分を過小評価してしまう人もいます。
③イメージタイプ
そして、イメージタイプの人は、自分がどんな風に取り組むかをイメージできると「わかった」と感じます。
イメージとは、他の人がやっているところを観察する、サンプルや完成したものを見るなどのこと。
行動タイプの経験主義とはちょっと違い、自分ができるかできないかではなく、
イメージタイプの方は、手順とワークシートを渡しただけだと取り組みにくいのです。
記入例が欲しいのです。
その「わかった」はあなたの「わかり方」とは違う
このように、わかり方にも”クセ”があります。
しかし、多くの人がそれを知りません。
そうすると、他者の「わかった」にイライラしてしまいます。
例えば、思考タイプの人は、相手に手順を説明したのに実行できないことにイライラしがち。
しかし、手順を説明されただけでできるのは、思考タイプの得意技にすぎません。
逆に、思考タイプの人は、「わかったつもりでわかっていないこと」がたくさんあるのです。
行動タイプやイメージタイプの人から見ると、思考タイプの人の「わかった」はとても軽々しいように見えます。
「できもしないのに、『わかった』とは何事だ!」という塩梅です。
本人は「わかっている」つもりです。
でも、その「わかった」はあなたの「わかり方」とは違うのです。
ちなみに、いずれのタイプでも、上司や先輩に
と怒られると、委縮し、自分の頭で考えることを辞め、成長しなくなります。
部下や後輩の育成で大事なのは、
相手と自分の「わかった」は違うものだと捉え、相手の行動を見守り、
できなかった場合には、相手に寄り添って原因と対策を一緒に考えること
です。そして、
も大切です。
自分は何タイプだと思いますか?
ご自身のクセのタイプがわからない方、知りたい方はロジカルシンキング入門講座へ一度お越しください。
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