自分の思いを言語化する技術

自分のままで、相手のニーズに応える【後編】

渡辺まどか
渡辺まどか
こんにちは。
渡辺まどかです。

「言語化」に焦点を当てた
シリーズの第6回目です。

 

1回目:
言葉の引き出し【前編】
(語彙を増やす&言葉を粘り強く選ぶ)

2回目:
言葉の引き出し【後編】
(ぐっとくるキーワードを掘り下げる)

3回目:
自分なりの考え・アイデア【1】
(責任範囲の少し外を、自分事で考える)

4回目:
自分なりの考え・アイデア【2】
(「課題」と「実行手段と手順」の解像度を上げる) 

5回目:
自分なりの考え・アイデア【3】
(相手に誠実に向き合うための「自分の信念」) 

 

 前回は、

相手に誠実に
向き合うために、

本音で語る
自分が心の底から信じる信念を持つ

というテーマを見てきました。

 

とはいえ、

本音で、
自分の信念を語ることは
怖いと感じるでしょう。

 

渡辺まどか
渡辺まどか
自分には
信じるほどの信念なんかない

と感じる人も
いるかもしれません。

 

 

私の信念はどこにある?

 

前回、

自分なりの考え・アイデア
=自分が心の底から
 信じている信念

とは、

● なぜ私は、その信念を信じるのか?
=過去の経験から得られた課題
=自分にとっての行動原理、理由・目的

● 私はどうやってそれを実現していきたいのか?
=その信念を実現するための行動、
 行動を継続的に試行錯誤すること
 
を言語化したもの

とご紹介しましたが、

 

そのベースにあるのは、
そんなに難しいもの
ではありません。

 

 

普段私たちが、
日々、自分の手足で経験し、
感じ考えていること、

自分が働き暮らし
生きている実感そのもの、

その集合体が、
信念を形成していくのです。

 

 

信念が分からない / 自信が持てない理由

ところが、

普段私たちは、
たくさんのものを見聞きし、
人と対話し、
経験しているにもかかわらず、

そこで自分が何を感じ、考えたかを
言語化することがありません。

 

自分の行動や発言が、

「自分がそうしたいと思ってしたこと」

なのか、

「そうするのがルールだから
/常識だから
/相手に求められているから
したこと」

なのか
(つまり、無意識のうちにしていることなのか)

 

判別していません。

 

大事なのは、

素の自分が
どう感じたか・考えたか
を意識し、
言語化してみること。

 

 

さらに、

素の自分が
感じたこと、考えたことを、

つたなくても
うまくまとまっていなくても、

感想や意見の形で、
自分の外に向けて
アウトプットしているか
ということ。

 

渡辺まどか
渡辺まどか
つまり、

本音で、
自分の感想や意見を、
伝えているかどうか

ということなのです。

 

 

否定されるのは誰でも怖い

 

本音で語るというのは、
そう簡単なことではありません。

 

拒絶されたり、
うまくいかないと、

深く傷つくので、

多くの人が、
何か思うことがあっても、
口をつぐんでしまいます。

 

自分では、

自分のこんな感想なんて、
意見なんて、
大したものじゃない。
口に出して言うほどのものでもない

と、

場の空気を読んだり、
自分を過小評価してしまう。

 

いつか、
もっと勉強・経験して、
発言するのに
恥ずかしくない立場になってから、

自分の考えや
アイデア、意見が、
人に見せて
恥ずかしくないものになってから、

発言しようと
考えてしまうのです。

 

 

私の考えを「育てている」という考え方

はじめから、

人から見て
「すごい」と言われるような
隙がなくなんの修正や
やり直しもなしに通るような

高い完成度の
意見、考え・アイデアを
出すことできません。

 

 

最初から、
100点を狙いに行くから、

今の自分ではだめだ

と自己否定を
してしまうのです。

 

 

そうではなく、

100点中の10点を目指して、

素の自分で、自分の
思ったこと・感じたことを、

勇気を出して発言してみましょう。

 

渡辺まどか
渡辺まどか
すごい考えやアイデア
でなくてもいいんです。

 

自分の考え・アイデアは、

自分なりの意見や感想を口にして
他者の耳目に触れ
他者とのやり取りの中で

育っていくもの
なのです。

 

他者との関わりの中で、
「これは違う」とか、
「もっといい考えがあるかもしれない」
と気づいていく過程であって、

あなた自身が
否定されることではありません。

 

他者は、

どんな相手であっても、
どんな立場であっても、

 

認めてもらたり、
認めさせたりする、

ましてや

屈服させたり
従わせたりする相手ではなく、

 

 

一緒に
アイデアを育てていく
コラボレーション相手
(対等な関係)

なんです。

 

 

誰とコラボレーションするかは、

あなたが
選ぶ権利があります。

 

渡辺まどか
渡辺まどか
ぜひ、あなたが
この人は、と思った人には、

100点中10点でいいので、
本音の感想、意見、信念を
ぶつけてみてください。

 

その勇気ある
行動の積み重ねが、

あなたの
「自分なりの考え・アイデア」
を育てます。

 

 

よく、

「10,000時間
やり続けたことはプロになる」

と言われます。

 

「自分なりの考え・アイデア」も、
ゆっくりと時間をかけて
育てるものなのです。

 

いま、
うまく言えなくても、

少しの勇気をもって、
低いハードルでもいいから、

本音の感想、意見を
アウトプットし続けてください。

 

自信がなくてもいいのです。

 

本来の自信とは、
自分自身を信じる
ということ。

 

自分の
感じたこと・考えたことは、

相手に
どう受け取られるかどうかは
わからないけれど、

今この瞬間の
自分にとっては、

真っ当で必要で
正しいものである

と信じることなのです。

 

勇気をもって、
自分を信じた結果として
本音で感想、意見を語ると、

水滴で鍾乳石が育つように、
あなたの

「信念=
自分なりの考え・アイデア」

が育つことになります。

 

やがて時がたち、ある日ふと

「自分は

こんな信念
=考え・アイデアを

持つようになったんだな」

と、育ったものの大きさに
驚くことでしょう。

 

渡辺まどか
渡辺まどか
その時には、
「自分の自己肯定感が低い」
なんていう悩みは
忘れているはずです。

 

そういう日は必ず来ます。

 

その日を信じて、ぜひ、
小さなアウトプット
(本音の、感想・意見)
を重ねてくださいね。

 

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