ロジシンコラム

問題を正しく認識できない時の対処法

渡辺まどか
渡辺まどか
こんにちは。
渡辺まどかです。

 

「問題解決」に焦点を当てた
長期シリーズをお届けしています。
今日はその7回目です。

 

前回は、

問題の定義について確認した上で
問題を見つけにくくする、
認知バイアス
について触れました。

 

認知バイアスが働いている状態では、
問題を「その人の頑張り」に
帰結させてしまい

 

 

本来改善すべき仕組みや
仕事のやり方
ルール・制度を
スルーしてしまがちです。

 

 

問題が矮小化されて、
根本的な問題解決に至りません。

 

したがって、

私たちは常に認知バイアスの影響下にある
ということを意識しながら
ものごとを見る・聞くことが必要なのです。

 

では、どうすれば、
認知バイアスを取っ払って、
本当に改善すべき問題を
見つけることができるのでしょうか。

 

 

①自分の「嫌だ」「面倒くさい」「やりたくない」を無視しない

・嫌だ
・面倒くさい
・やりたくない
 という気持ちは、
 ネガティブなものであるため


つい

そんなことを考えるなんて人としてダメだ

そんな風に思うから成長できないんだ

と、抑え込もうとしてしまいます。

 

 

しかし、その発想は、
まさに認知バイアスの影響下に
あるせいなのです。

 

 

ぜひ、一度、
自分がそう感じるのは正当な理由が
あるのかもしれない
」と

 


自分の感じ方が
正当なものであることを前提に

 


どこに問題があるのか
疑ってみてください。

 

 

事実を確認し、
他者と比較したり、
あるべき姿を探したりしてみてください。

 

②外を知る、外からの視点を排除しない

同じ組織に長くいればいるほど、
認知バイアスは強くなります。

 

 

ぜひ、他社や他業界の事例に興味を持ち、
今の環境は必ずしも正しくないかも
という感覚を持ち続けてください。

 

 

さらに、
転職・異動してきた人、
新入社員などの「異分子の意見」を
大切にしてください。

 

 

異分子の意見は、
それに反論するのも説明するのも
非効率で面倒くさく

 


つい「空気読んで黙ってろよ、
仕事覚えてから言えよ」と
感じてしまうかもしれません。

 

 しかし、

異分子の意見は、
認知バイアスのかかっていない
素朴な違和感だったりします。

 

ぜひ、問題を見つけるきっかけとして
大切にしてください。

 

③視座を上げて考える

問題をとらえる時、

つい
「自分がなんとかできると思える範囲、
自分の責任範囲」の中で
考えてしまいがちです。

 

 

他者を巻き込む、
予算がかかる、
仕事の仕方や職務内容が
変わるような問題は、
影響範囲が大きいため、

 


「ちょっと自分が我慢すればいいけど、
影響範囲が小さい問題」で
満足してしまうことが多いのです。

 

 

初めから、
大きな問題を解決することに
挑戦することは難しいかもしれません。

 

 

しかし、
自分の責任範囲の一歩外まで、
興味を持ってみたり
より多くのことに対して

 


自分だったらどうするか?」と
自分なりの答えを持ち

 


アウトプットする
(言語化して書き出す、他者に話してみる)
経験を積むことで

 


より根本的な解決につながる
問題を定義できるようになります。

 


普段から、

自分から、一歩踏み込んで提案してみる

 

「どうすればいいですか?」

よりも、

「AとB、どっちがいいですか」

さらには、

私はAをするべきだと思います

という形で、
発信の仕方を変えるだけでも違います。

 

自分の「嫌だ、やりたくない
あるいは


これをやりたい、こうしたい
を信じて、

 


小さなチャレンジを
積み重ねてください。

 

 

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