自分の思いを言語化する技術

自分のわがままを受け入れて、揺らがない自分をつくる【ロジカルシンキングコラム】

渡辺まどか
渡辺まどか
こんにちは。
渡辺まどかです。

「言語化」に焦点を当てた
シリーズの第8回目です。

 

1回目:
言葉の引き出し【前編】
(語彙を増やす&言葉を粘り強く選ぶ)

2回目:
言葉の引き出し【後編】
(ぐっとくるキーワードを掘り下げる)

3回目:
自分なりの考え・アイデア【1】
(責任範囲の少し外を、自分事で考える)

4回目:
自分なりの考え・アイデア【2】
(「課題」と「実行手段と手順」の解像度を上げる) 

5回目:
自分なりの考え・アイデア【3】
(相手に誠実に向き合うための「自分の信念」) 

6回目:
自分なりの考え・アイデア【4】
(「自分の信念」の育て方) 

7回目:
あなたの本質【1】
(わがままを生かして社会に貢献する) 

 

前回は、

わがままを生かして
社会に貢献する

というテーマをご紹介しました。

普段は、
組織の一員として、
社会人として、
家族や友人など
コミュニティの一員として、

義務・役割・責任を果たすことで
一杯になってしまい、

自分の素直な欲望・欲求・願望を
押し込めたりなかったことに
してしまう私たちですが、

むしろそれを生かすことが、
あなたがあなたらしく、
組織や社会に貢献することに他なりません。

そのためにも、
自分の欲望・欲求・願望を自覚する、
つまり、それらを言語化していく
ことが大事なのです。

 

 

組織を引っ張るだけが「リーダーシップ」ではない

自分のわがまま、
つまり自分らしさを生かして、
組織や社会に貢献するとは、
今までよりも、もっと能動的に、
自分本位に組織や社会に
関わっていこうということです。

そして、自分のわがままを生かして、
能動的に、自分本位に組織や社会に
関わることを、リーダーシップと呼びます。

一般的に、「リーダーシップ」と聞くと、
強く聡くスピーディーに組織を
ぐいぐい引っ張っていくイメージ、

豊かな経験と知識で人を導くような
イメージがあるかと思います。

渡辺まどか
渡辺まどか
しかし、それは、リーダーシップの
モデルの一つにすぎません。

例えば、メンバーを包み込み、支え、育む、
「お母さん」のような形のリーダーシップも
ありますし、斬新なアイデアやその人の
人となりが人を惹きつけるカリスマ的
リーダーシップもあります。

実は、リーダーシップとは、
「こうあらねばならない」というものはなく、
大事なのは「自分が自分らしさを発揮しやすい形」、
つまり自分の欲望・欲求・願望を満たしやすい
形であることなのです。

人に認められたい


価値ある自分でありたい


仲間とともに成し遂げたい


強くありたい


自分の好奇心・面白さ・楽しさを追求したい


 …etc
 

人それぞれに、自分の本質的な
欲望・欲求・願望があります。

同じような仕事、同じような行動をしていても、
人によってどんな本質的な欲望・欲求・願望を
満たそうとしているのかは実は違っています。

「あの人みたいに仕事をしたい」
「あの人のように振る舞いたい」と、
自分の外側にお手本を探しても、
その通りになれないのは、
人それぞれに抱えている本質が違うからです。

 

自分の本質を自覚し、揺らがない自分をつくる

憧れたり、嫉妬するのは、
人としてごく当たり前の感情です。

でも、盲目的に、無意識的に
「他の誰かのようになろう」
「(世間一般で言われる)成功した
人生を送らなければ」

と自分を追い込むと、自分の本質とは
違う成功事例を追い求めることになります。
(運よく自分の本質的な欲望・欲求・願望と
フィットすれば成功することもありますが)

ビーフカレーが美味しい、
ビーフカレーを作りたいと思っても、
手元にある素材がシーフードであれば、
ビーフカレーにはならないのと同じです。

 

それよりも、シーフードを生かして
シーフードカレーを作ったほうが
美味しいものができるし、
なんだったらカレーではなく
他の料理だってよいのです。

それと同じように、自分のわがまま=本質を
自覚し、認め、受け入れるほどに、
自分にとって楽に発揮できる
リーダーシップの形(どう能動的に取り組むか)
が見えやすくなります。

自分にとって楽に発揮できる
リーダーシップの形が見えるようになると、
たとえ知識や経験のない領域に
足を踏み入れることになったとしても、
どう動けばいいか、指針が見えやすくなります。

 

周囲の人とどう関わるか。

どんなふうにして知識・情報を蓄積するか
どんな経験を積めばいいのか。

どんな形であれば、自分が組織や社会に
対して最大限のパフォーマンスで貢献できるのか。

自分のわがまま、
つまり自分の本質を知ることで、
自分という判断基準ができるので、
たとえ環境や立場が変わったとしても、
ゆらぐことない自分があると実感できるのです。

40代で訪れる危機に、
これ以上の特効薬はありません。

渡辺まどか
渡辺まどか
ぜひ、あなたの
わがまま=自分の本質を、
言語化してみてください。

 

とはいえ、一人ではなかなか
難しいかもしれません。

そんなときは、お話をお伺いできます。
いつでもお声がけくださいね。

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